近年、スマートフォンやタブレットといった音声入力機能を持つ情報端末が普及し、音声入力が身近なものとなってきています。
しかし、現在テキスト主体で利用しているコミュニケーション用途では、音声を主体的に利用できるようにはなっていません。
その主な理由として音声認識で自動的にテキスト化しても完全な変換が期待できないことが挙げられます。
また、方言や若者言葉といったくだけた表現の発話があり、現在の音声認識ではこれらの発話に対しての認識は困難です。
研究室では、音声主体利用を想定したシステムを実装し、被験者による実験が行われています。

また、被験者実験ではユーザ固定表現の発話を避けていたため、自動学習のためのユーザ固定表現の検出に関する研究が行われています。