ねらい・理念・沿革

ねらい

本専攻は、新しい事業創造や価値観の創造、さらには地域価値の向上等の活動に活躍できる人材(財)育成を目標としています。したがって、自ら課題を見つけ、その課題に果敢に立ち向かう気概のある人に入学して頂きたい。大学の知的資源と皆さんの思いをぶつけ合い、新たな創発を目指す場です。

企業内での人材(財)育成理念


本専攻は、社会人にも開放する専攻として、企業マネジメントを担う技術者や新しい事業創造に活躍できる人材(財)の育成を目標とする。また、長期視点に立つものづくり人材(財)教育だけでなく、企業の現実的な課題解決にも資する下記人材(財)の育成につとめる。

  • 将来に向けて地域の製造業が求めるものづくり技術者及び経営者
  • 技術経営の出来る人材(財)
  • 考えと実践を統合できる人材(財)

沿革

国立大学法人 静岡大学は、平成18年4月の大学院改組・再編に伴って「事業開発マネジメント専攻(修士課程)」を設置いたしました。 この新専攻は、本学の持つ経営工学的思考能力や学問的基盤と浜松地域のものづくり能力とを連携させることを前提といたします。そのことを通して、世界に通 用する企業人の知的・技術的能力向上を図り、競争優位の事業開発戦略策定とそのマネジメントへの具体的寄与を視野に入れて、その結果地域産業・文化全般へ の新たなる貢献を生むことをゴールとします。

新しいアイディアを新規事業として最終的に成功させるには、技術的そして経営的な両側面からの事業開発戦略が必要となります。この戦略策定すなわち意思 決定では、ビジネスへの熱い思いや実務を通じて培われてきた感性を、理性や理論といかに結びつけるかが鍵となります。

本専攻では、この感性の発露と理論による武装の統合力を兼ね備えた将来に飛躍する人材を育成することを必須条件と考えております。そのために、本学の知的・人的資産を皆様に公開して、皆様の新たなる知恵を創発すべく関係者全員が参画できる協創の場を提供して行きます。

技術系企業の飛躍は、経営に活かし社会に貢献できる技術のあり方を技術者自身が充分理解して、経営のわかる技術者リーダが中枢をマネジメントすることで初めて達成されます。

本専攻の新設は、社会的に観ても次世代を担う世界的価値観を備えた人材が育ち、確固たる地域文化・企業文化の新たな創出を生み、地元はもとより世界の発展に貢献できる企業の新たなる進展を皆様にお約束するものであります。