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学長に就任してから4週目に入りました。年度初めの様々な儀式や新任故のマスコミからインタビュー等への対応も多く、まだ通常運転前の試運転中といったところです。

個人的には4月16日に開催された「徳川みらい学会」での樋口雄彦先生(人文の卒業生で国立歴史民俗博物館教授)から田口卯吉(静岡学問所出身の明治期を代表する思想家のひとり)の佐幕派的歴史観(維新は幕府が薩長に負けたのではなく、文明化という必然的な歴史の流れの一部に過ぎない)の紹介を受けたのが、今後私自身も意識的に佐幕派的に振る舞おうと考えていたので、たいへん参考になりました。

また入学式でKi Hajar Dewantaraというインドネシアの思想家の言葉を引用した時、「インドネシア人なら誰でも知っている」とインドネシアの留学生が言っていたことに触れましたが、20日にインドネシアのAndalas大学学長他の皆さんが来られた時にこの話をしたところ、「おお!」という反応だったので、彼女に限定された認識ではなかったことが確証されました。やはり有名な人のようです。