RECLSの取り組み

教育活動

学部授業

  • 「学習科学」
    • 子どもたちが授業を通して,「教室の場以外で使え,頼りになり,必要であれば作りなおしつつ維持できる」知識を身につけることができるような様々な授業方法を,人はいかに学ぶかの知見を踏まえつつ考えることができるようになることを目標にします.
  • 「情報科教育法I」
    • 「教育の情報化」に必要な教育学的原則,それに適したテクノロジの利用などについて基礎的な知識を獲得させる講義を行っています.
  • 「教育の方法・技術」
    • 現代における教育の方法に関する基礎的知識と,それを踏まえた具体的な教授技術について理解を深める授業を行っています.

大学院授業

  • 「教職大学院」
    • 「教育方法分野」では,同僚とともに授業を改善し続けることができる,いわば「デザイン研究」を実践できるスクールリーダーを養成することを目標に,カリキュラムをデザインして実践を行っています.
  • 「情報教育カリキュラム設計論(大学院)」
    • 学習科学のデザイン原則に基づいて,授業設計された事例を分析し,その背景にある理論的枠組みの理解を深めるとともに,自分なりの授業設計を検討するオンラインの演習科目です.
  • 「情報科教育法特論」
    • 情報教育における学習環境のデザインのあり方について,テクノロジとの関係性を中心に理解する授業を行っています.

教員研修

  • 「21世紀型授業設計論(免許更新講習)」
    • 講習内容:学習科学では「人はいかに学ぶか」「人がうまく学べる条件とは?」という学習理論とそれを基盤とした実践事例を扱います.最新の学習理論を知ることで,いつ,どのような授業形態を取り入れる,子どもたちが最も深く学ぶことができるのかについての知識を身に付けることができます.実践事例では,協働学習やICT活用授業,問題解決型授業などの,多様な最新の授業方法をご紹介します.加えて,校内研修にも役立つ,子どもたちがどこでどれだけ学んでいるのか,学習過程を観察分析評価する方法をご紹介します.

研究活動(最近の研究費獲得)

  • 2019–2022 文部科学省科学研究費補助金(基盤研究B,19H01714)「自然言語処理と学習プロセスセンシングを用いた協調学習の形成的評価環境の構築」(研究代表者:大島律子
  • 2020–2022 文部科学省科学研究費補助金(基盤研究B,20H01729)「一見矛盾する事実から真実を導き出す能力を育む協調学習環境の開発と実践的評価」(研究代表者:望月俊男
  • 2020–2022 文部科学省科学研究費補助金(国際共同研究強化(B),20KK0046)「知識創造型学習評価アプローチの開発と検証」(研究代表者:大島純
  • 2021–2024 文部科学省科学研究費補助金(基盤研究B,21H00902)「一人一台端末時代の知識創造型学習実践の設計と評価」(研究代表者:大島純

社会活動

  • RECLSセミナー
    • 年数回程度開催.主として研究者を対象に「学習科学研究の最先端」について取り組みを紹介しています.
  • 教育委員会・企業との連携
    • 静岡県内外の教育委員会との連携プロジェクト,新たな授業づくり,教員研修プログラムの実施,ICT関連企業との21世紀型スキルを育成する授業づくり等を行っています.