幸運のメガネ 2024年5月28日火曜日

幕張メッセで日曜から金曜まで会議に参加した。火曜日午前中の休憩に廣瀬敬に会う。久しぶり。その後のセッションで高圧実験結果について喋る。今回、発表することで、実験の解釈が変わったし、それを証明するために実験をすべきこともわかった。聴衆には申し訳なかったけど、私自身には勉強の機会になった。温度校正実験は、もう少ししなければとは前から思っていたが、やはりやらないといけない。300℃の実験でタルクが非平衡で石英が平衡だろうと、今回は結論した。そのためには、(1)実験時間を変えた実験か、(2)(やったことない)逆実験をするべきだろう。もう一つ、今回の発表準備で気づいたのは、流体を多く含む実験も良いだろう。この最後のことは、準備するまで気づかなかった。学会発表をすることは、その前に考えるので良いことだ。常日頃、そこまでちゃんと考えていないことがわかったとも言える。

この日は、卒論の学生さんと修論の学生さんのポスター発表もありました。セッションの宴会後、ホテルに徒歩で戻る時、雨は降っていなかったけど、暴風でした。歩いていて風に持っていかれそうになるくらい。そして、

下記は22時半に、ホテルのロビーから家族に送ったラインと、その時の私の写真。

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先程、暴風の中、横断歩道をあるいていて、メガネが飛んだ。(どうしよう。)2車線道路。(暴風の中、走行車線を)よろよろと探していたら車が止まってくれて、事情を話したら、降りて探してくれると言う。(メガネなしでは、近くしか)目が見えないので、(その時、ニューオータニ側から)たまたま横断歩道に差し掛かった歩行者(の若い男性)にもお願いして探してもらった(メガネを落としてしまって探していますと言った)。(風下に50メートル歩いて)大きな交差点に差し掛かったところ(メッセ前)で、車の人がこれ(交差点)以上は危ないから入っちゃだめだと言う。その帰り道、歩行者の人が(走行車線の)端で見つけてくれた。(お住まいをお聞きすると)市川市の若い人でした。ありがたかったです。(メガネは)20メートル飛ばされていた。車は(この間)数台通過したけど道の端っこ(路肩)で引っかかっていた。ラッキーだった。感謝しかない。

その続き

車から降りた人と、歩行者が探してくれた。携帯のライトで探してくれた。こっちは動転していて、ナスすべもなくフラフラと歩いて足元を見ているだけだった。なんと幸運。

(歩いていたのが)地面で良かった。2階通路(を歩いていてメガネが飛ばされていた)ならどうしょうもなかったと思う。(さらには何台か車が通ったが、路肩なので無事だった。)

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いつも持ち歩いている予備のメガネは、今回に限って研究室においてきていた。マーフィーの法則か。翌朝、会議の開始前に現場の写真を撮った。

昨年まで宿泊していたフランクスと、ニューオータニの間の交差点を2階歩道メッセ前から撮影。右折レーンができるところの路肩にあった。

夕方、横断歩道側から。ここで飛ばされた。

この路肩の格子から草が出ている、ゴミが集まっているところで発見してくれたんだと思う。

夜は、こんな感じ。意外に明るい。

幸運なメガネ。

レンズに少し傷はついた。

家で重さを測ると10g。気をつけないといけない。