5. 銅線源単結晶X線解析装置の機器講習会
講義 5月9日(火)午前10時20分~11時50分(理B203
実習 5月9日(火)午後1時30分~3時00分 (静岡総合研究棟・223室)
講師 近藤 満(グリーン科学技術研究所)  

参加人数:28名(教員3名、学生25名) 

 銅線源の単結晶用X線解析装置 XtaLAB Synergy-R/Si (リガク)の講習会を実施した。午前中の講義では、装置の概要と個々の構成パーツの測定に関する仕組みについて解説した。従来の装置に比べてX線の発生を安全かつ短時間で行える点、低温測定において短時間で安定な低温条件を作り出せる点、測定自体の自動化が進んでいる点、軽元素のみからなる結晶サンプルでも絶対構造を容易に決定できる点など、本装置の特徴についても解説を行った。 

 

午後の実習では実際に銅線源単結晶用X線解析装置XtaLAB Synergy-R/Si (リガク) を使って、装置の測定操作の講習を行った。午前の講義で説明した概要に沿って、その装置本体の起動とX線の発生、吹き付け低温装置の立ち上げと温度コントロールプログラムの操作方法、反射データ収集のためのプログラム CrysAlisPro の使用方法を説明した。またゴニオを使った結晶のマウント操作と測定操作と測定データの保存手続き、および測定装置の終了操作など、基本的な測定手順の実習を行った。