4. 第1回 電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM-EDS-EBSD)とタングステンフィラメント型波長分散型電子線マイクロプローブ装置(W-EPMA-WDS)機器講習会 

2023年59日(火) 

午前900分~940分(原理と使用法の概略) 945分~1130分(実習) 

午後1230分~1530分(測定に関する個別相談)
場所:総合研究棟 314、211
講師 川本竜彦(理学部)、大井修吾氏(益富地学会館)  

参加人数:5名(学生3名、オブザーバー2名) 

 

電界放出型走査電子顕微鏡の基本原理と利用方法について概説した。その後、電界放出型走査電子顕微鏡を利用して、試料の準備方法、ステージの選択と高さに関する注意点、試料の鏡筒内への挿入方法、二次電子線像の観察、反射電子線像の観察について説明した。受講者それぞれに実際に操作してもらった。その後、エネルギー分散型検出器を挿入し、元素マッピングと点分析を説明し、各自に操作してもらった。最後に、データの送信方法と保存の方法を伝えた。受講者からは、生物試料(魚の卵)と希土類元素を含む金属の分析方法について質問があり、それに答えた。昼休みを挟んで午後は、数100ミクロンの砂試料の元素分析の方法と、大量データの収集と解析に関する技術的ノウハウについて個別の技術相談があり、解決法を教示した。  

(参考)https://wwp.shizuoka.ac.jp/jsmit700-jxaisp100/この機械について/