
春の訪れとともに、新年度が始まりました。
4月4日には入学式が行われました。新生活を迎える学生の皆さんが、
充実した大学生活を送れることを願っています。
自分の夢や目標に向かって、一歩ずつ歩んでいってください。
それでは、今月もメルマガをお届けします!
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☆4月26-27日に春のビックフェスティバルが開催されます。
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■編集長からのメッセージ
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2024年1月号で「AIアプリの開発」についてご紹介しましたが、
その後の進展についてご報告します。2月末には、
情報基盤センターの学内サイト全体をWEBスクレイピングし、
ナレッジ化したAI-RAGを学内向けにリリースしました。
運用開始からまだ40日ほどですが、新学期に向けた本格的な稼働に期待が高まるほど、
すでに効果的な活用が見られています。
・WEBスクレイピング:WEBサイト上の情報を自動で収集する技術
・AI-RAG
(Retrieval-Augmented Generation):取得した情報に基づいてAIが回答を生成する方式
本システムでは、スクレイピングによって得た情報をもとに静的なナレッジベースを
構築し、そこに重みを置いてAIが回答を生成します。
さらに、ナレッジに含まれない質問については、
一般的な大規模AIサービスの知識を活用して回答を生成する仕組みも備えており、
学内情報と一般情報を柔軟に使い分けています。この構成により、
AI利用に慣れた方々にも新鮮な印象を与えているようです。
AIチャットボットには大きく2種類あります。
一つは、あらかじめ設定されたQ&Aに対して、
AIが入力された自然文から適切な質問を見つけ、対応する回答を返す方式です。
この方式では回答の正確性は高い一方で、
生成AIの持ち味である柔軟な応答が活かされにくく、
Q&Aのメンテナンスにも手間がかかります。
これに対し、AI-RAG方式は、学内サイト全体を知識源として活用し、
質問に対して高い自由度で回答を生成します。
ナレッジの更新はサイト更新と連動するため、保守性も高く、
当センターではこの方式が非常に有効であると判断しています。
もちろん、AI-RAG方式にも課題はあります。
ときおり「もっともらしい嘘(Hallucination)」が見られますが、
多くの場合は「関連情報の読み違い」によるものであり、
完全な誤情報というよりは、
的外れな回答といった印象です。このような場合でも、質問の仕方を調整すれば、
より適切な回答が得られることが多く、
AI活用には一定の慣れも必要だと感じています。
なお、AI-RAGでは、ナレッジの出所が明確に管理されているため、
誤った情報に基づいた回答はほとんど見られません。
これは、AI-RAGの大きな特長の一つといえるでしょう。
現在、情報基盤センターでは、7種類のAIチャットボットが稼働中です。
試作段階も含めると、20近くのアプリケーションが存在しており、
試行錯誤を重ねる中で自然に数が増えてきました。
それだけ、AI開発には大きな可能性と楽しさがあると感じています。
たとえば、技術スタッフが作成した通信ログをAIが分析し、
コメント付きのレポートを自動生成するシステムや、
サーバ管理者が脆弱性診断のレポートをAIに投稿して、
詳細な解説と対応策を得る仕組みも運用を開始しており、
高い実用性を発揮しています。
今後もAIチャットボットを活用した情報基盤運営の効率化と軽量化を目指し、
継続的に研究開発を行っていく予定です。
(長谷川センター長)
■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
【祝!お陰様でWWPサイト累計数が500サイトを突破しました!】
現在のWWPサイトは合計505件です。(直近30日新設サイト:8件)
☆PICK UP!☆
静岡大学ヒコーキ部
https://wwp.shizuoka.ac.jp/suac/
2019年以来、6年ぶりに【鳥人間コンテスト2025】の出場が決まり、
「長い停滞を打破する大きな一歩を踏み出しました!」と喜びのコメントが
綴られています。今後、【鳥人間コンテスト2025】に向けた進捗状況や
取り組みがどのように公開されるのか、ブログの更新がますます楽しみです。
■静大TV新着番組
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竹石編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!
◇◇令和6年度 静岡大学 学位記授与式 静岡・浜松地区
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/409/3189
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/409/3187
令和6年度学位記授与式の動画です!
両地区ともに学位記授与の様子や学生へのインタビュー
など学生の躍動的な姿を見ることができます!
◇◇静岡大学地域創造学環 2024年度 フィールドワーク報告会
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/96/3186
地域創造学環の2024年度フィールドワーク報告会が
2月12日に大学会館にて開催されました。
■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は120台です。
■イベント実績
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◇◇学位記授与式
3月18日(火)アクトシティ浜松、3月23日(日)グランシップにて挙行され
ました。静大TVにて式典の様子を公開しています!ぜひご覧ください!
◇◇入学式
4月4日(金)グランシップにて挙行されました。
ただいま動画を鋭意作成中です!お楽しみに!
■イベント予定
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◇◇春のビッグフェスティバル
4月26日(土)、27日(日) 静岡キャンパス
静大TVでは二日間の様子を撮影予定です。
■教員近況
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◇◇水野 信也 客員教授
今年に入り、植木を購入しました。
家は田舎なので、植える場所はたくさんあり、数本購入して育てています。
育て始めてみると、毎日のように見に行くようになり、
家の周りの動線にも植木の場所が組み込まれました。
最近は暖かくなり、成長も早くなっています。
家の前の畑は10年以上幼稚園に貸していて、
冬には子どもたちが元気にさつまいもを収穫しに来ます。
職場は都内近郊なので、このような風景を見ると
心がリフレッシュできると改めて感じています。
◇◇山崎 國弘 客員教授
年明けから咳、鼻水、耳のつまり感などが続き耳鼻咽喉科に行きました。
中耳炎が原因の諸症状で、大人の中耳炎は治るのに時間がかかるといわれましたが
約1か月通院で回復しました。
耳のつまり感が無くなった後で聴力測定を行いましたが、聴力は回復せず
先生曰く老齢化に伴う聴力低下は治らないから
必要なら補聴器を検討してくださいとのことでした。
以前から定期健康診断で指摘されていて、
エネルギーの大きい1KHzが最も悪いためテレビの音が聞きにくくなっています。
そこで敬老の日のプレゼントに最適と書かれた
テレビ用のワイヤレススピーカを購入しました。
手元にスピーカが設置され指向性が強いため
周囲に迷惑をかけることなく快適になりました。お勧めです。
ユニバーサルデザインの価値を実感しています。
まだ、日常生活に深刻な影響はない範囲ですが万一会話のレスポンスが悪かったり、
意味不明だったりしたら認知症の症状ではなく聴力低下が原因とご理解ください。
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また来月号でお会いしましょう!
【SUCCESマンスリーマガジン】
発行日:毎月第2火曜日発行(休刊:祝日、年末年始など)
発行開始日:2011年9月15日
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【発行元】
国立大学法人 静岡大学 情報基盤センター
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