令和3年8月20日
学生のみなさんへ
農学部長 烏山 優
暑い日が続いていますが,元気で過ごしているでしょうか。
今年も新型コロナウイルスが原因で,活動に大きな制約がかかる夏休みになりました。感染者数は第5波の真っただ中にあり,収束について先が見えません。感染拡大は全国規模となり,静岡県を含めて緊急事態宣言が出された県が増えました。どこにいても感染が身近に迫っていることを意識してください。
8月に入って,学生の感染が急増しています。久しぶりに会った仲間からの感染,家庭内感染に加えて,感染経路が不明なケースも見られます。「感染対策を十分に」は,もう聞き飽きた言葉でしょうけれど,マスクから鼻が出ていないか,消毒のやり方が正しいかなど,感染対策に手落ちがないか点検してください。
そして,人と会う機会をできる限り減らすように心がけてください。一人一人の心掛けが,感染者の減少につながります。研究室に所属する学生には,研究活動に制限が加わります。具体的には研究室の方針に従ってください。方針に不明な点がある場合は,遠慮なく農学部長の鳥山にメールで連絡してください(学生の立場が不利になるような個別対応はしませんので安心してください)。
ワクチン接種は感染者を減らす手段の一つです。もちろん強制ではありません。自分の考えで接種を希望してください。自分は接種しなくても,接種する人が増えれば,感染者は抑えられます。ただ,ワクチン接種をした人でも感染すること(発病や重症化のリスクは低くなります),感染源となることを理解し,感染防止対策は緩めないでください。
感染者やワクチン未接種者への配慮もお願いします。誰でも感染者や濃厚接触者になりえます。体質的にワクチン接種ができない人もいます。その人たちを誹謗中傷することは絶対にやってはいけません。感染者や濃厚接触者の情報を,他人に伝えることも避けてください。風評被害などを引き起こす可能性があります。感染者への声掛けも,自分では好意と思っていても,相手にとっては心に傷をつける結果になる場合があることも理解した上で接してください。
このような事態は必ず終わります。友達と会いたくなっても,直接会うのではなく,電話やLINE、Zoomなど様々な手段を使って会話してください。また,友達だけでなく,大学の先生にもこのような手段で積極的に相談してください。今はみんなで支え合っていきましょう。