4月のコラム ~宇賀田栄次(学生支援センター・教授)
「夢」や「やりたいこと」は就活に必要なのか?
先日『ドリーム・ハラスメント』(イースト新書 2020年)という本を読みました。手に取ったきっかけは「『夢』で若者を追い詰める大人たち」という副題に強く共感したからです。「あなたの夢は何ですか」「やりたいことは何ですか」と訊かれ戸惑う方は多いと感じます。昨年度も「やりたいことが分からない」と就活の歩みをとめようとする先輩がいました。私は「こんな仕事やりたいなぁ」と思うようになったのは社会人になって10年以上経った頃でした。それは「考えて見つかる」ものではなく、「経験するなかで言葉にできる」ものでした。就活はこれから経験する「場」や「機会」を選ぶ行動です。「夢」や「やりたいこと」を訊かれたら「今はよく分かりませんが言葉にできるようさまざまな経験をしていきたいです」と答えておくのはどうでしょう
