助教 小野寺 庸大 Norihiro Onodera
静岡大学 浜松キャンパス
(教員室)工学部1号館307号室
(実験室)工学部1号館307号室
Tel & Fax: 053-478-1175
E-mail: onodera.norihiro[at]shizuoka.ac.jp
>研究室HP >静大DB >ORCiD
研究キーワード
高圧CO2混合系 / 輸送物性 / 粘度 / 拡散係数 / 超臨界流体
研究内容
1)高圧CO2混合系の基礎物性の実測
高圧CO2や高圧CO2–有機溶媒混合系は、環境負荷の小さい溶媒として期待されていますが、プロセス設計に必要な基礎物性、とくに粘度や拡散係数などの輸送物性データは十分に整備されていません。そこで、応用技術で実際に用いられる圧力・温度条件および広い組成範囲で、輸送物性を測定できる手法と装置の開発を進めています。
2)平衡物性と輸送物性をつなぐ予測モデルの開発
従来の輸送物性モデルは、多くの経験パラメータや実測値に依存しており、データの少ない系への適用が難しいという課題があります。本研究では、PC-SAFT状態方程式とEyring理論を組み合わせることで、平衡物性と輸送物性を一貫して記述できる新しい予測モデルの構築を目指しています。これにより、実測データが限られた化合物や混合系に対しても、分子情報や状態方程式パラメータに基づく予測を可能にしたいと考えています。
3)超臨界流体プロセスへの応用展開
得られた物性値や予測モデルは、抽出・分離プロセスの設計に活用できるだけでなく、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)における保持因子予測にも展開します。溶質・移動相・固定相の相互作用を物性値に基づいて捉えることで、従来の経験的手法に依存しない、物理化学的基盤をもつ予測手法の確立を目指しています。基礎物性研究を応用技術へ橋渡しすることで、超臨界流体プロセスの合理的な設計指針を提示することが本研究の大きな特徴です。

