学科・コースについて


Q: 化学バイオ工学科の教育・研究体制はどのようになっていますか。

A: 化学バイオ工学科は物創り(化学物質に限らず全ての物質)に関する学問を学ぶ学科です。その対象は日用品から先端材料までの合成・材料開発・生産技術や環境浄化・リサイクル・バイオ技術等大変広い分野にわたっています。これらを全て4年間で学ぶことは困難ですので、2つのコースに分かれて、希望の分野をより深く学べるような体制になっています。

Q: 化学バイオ工学科には2コースがありますが、それぞれのコースではどのようなことを研究・教育するのですか。

A: 環境応用化学コースでは、応用化学と化学工学を融合させた新しい学問体系を身につけることが出来ます。これを基盤とし,「科学技術の革新」と「環境との共生」をバランスよく学びます。これによって,最先端の「化学」の力を身につけ、環境問題をはじめとする様々な課題に立ち向かう未来志向型の人材の育成を目指します。バイオ応用工学コースでは、有機化学、無機化学、物理化学、化学工学といった一般的な化学系の基礎学問をしっかりと身につけた上で、生物化学、生体機能分子工学、酵素工学、生物化学工学といったバイオ産業で広く応用されている専門的な学問の知識を獲得し、化学と生物工学を融合させた学問体系を修得します。これによって材料系、化学工学系の産業分野に留まらず、21世紀を担う産業の一つとして期待されているバイオ技術系の産業でも活躍できる人材の育成を目指します。

Q: コースは、いつ、どのようにして選べば良いでしょうか。

A: 1年生の終わりの時に、どちらのコースへ行きたいか意思表示をしてもらいます。2年次以降の授業は各コースの内容をカバーするカリキュラムとなっています。4年生ではコースの専門分野の研究(卒業研究)を行います。


進学・進路・就職について

Q: 化学バイオ工学科の卒業生の最近の進路について教えて下さい。

A: 約60%の学生が大学院修士課程に進学し、そのうちの若干名が大学院博士課程に進んでいます。就職先は、化学系企業はもとより、電気系、機械系、情報関連会社、エンジニアリング企業等、多岐にわたり、就職率は例年ほぼ100%です。毎年の求人数は250から300社です。

Q: 将来、大学院へ進学したいのですが、どのような仕組みになっていますか。

A: 例年,6割程度の卒業生が大学院に進学し,さらに深い専門知識を修得しています。大学院工学研究科修士課程への入学試験については,大学院入試案内のページをご覧下さい。

Q: 就職活動はいつ頃、どのようにするのか教えて下さい。

A: 就職活動には、学校推薦と自由応募の二通りがあります。学校推薦は、大学に直接または郵便で求人にきた企業を事務室に一覧として掲示されるので、その中から自分の希望する企業を選択し、受験する方法です。この場合には、一度に何箇所も応募することはできません。自由応募は、大学を通さず、直接企業にインターネットなどで申込、受験する方法です。個人の自由と責任において求職活動を行うものですが、内定が決まってから、大学側へ推薦書の提出が求められることもあります。最近の傾向として、面接等が早くなっていますので、自己分析、企業研究など、できるだけ早く準備しておくのが良いでしょう。

Q: 授業料免除・奨学金などのサポート体制を教えてください。

A1: 令和2年4月より、学部生と大学院生で、入学料/授業料の免除の取扱いが変更されました。詳細は「授業料等の免除」ページを参照してください。

A2: 奨学金は、日本学生支援機構奨学金の他に、地方公共団体、教育委員会及び民間の企業・財団が運営する奨学金があります。奨学金には、返還義務のない「給付型」と返還の義務を要する「貸与型」、条件を満たすことで貸与奨学金の全額又は一部金額が免除される「返還免除型」があります。募集には大学経由で募集を行うものと奨学団体が直接募集を行うものがあります。奨学団体が直接募集を行う奨学団体の中には、大学に情報提供されないものもありますので、それらは各奨学団体に直接お問い合わせください。



その他

Q: 取得可能資格を教えてください。

A: 本学科に関係する資格としては,危険物取扱者、毒物劇物取扱責任者、特定化学物質等作業主任者、有機溶剤作業主任者などが挙げられます。