faculty/ 1月 12, 2024/ staff

准教授  吉田信行 Nobuyuki Yoshida
静岡大学 浜松キャンパス
(教員室)工学部6号館502号室
(実験室)工学部6号館205号室
Tel & Fax: 053-478-1274
E-mail: yoshida.nobuyuki[at]shizuoka.ac.jp
研究室HP >静大DB >Researchmap >ORCiD

研究キーワード
応用微生物学 / 酵素工学 / 超低栄養性細菌 / NMN乳酸菌 / C1化合物

研究内容
1.工業的に利用可能な新規反応を触媒する微生物の検索と育種(反応にこだわる)
私たちの研究室では,工業的に利用可能な新規反応をリサーチし,そのような反応を触媒する微生物を自然界から探し,育てて,産業応用を目指します.抗老化作用で注目されているニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を生産する乳酸菌,無水糖レボグルコサンの分解および資源化,生分解性プラスチックの生産などに関する研究を行っています.
2.超低栄養性細菌に関する研究(栄養にこだわる)
私たちは炭素・窒素・硫黄源の添加なしに生育する超低栄養性細菌を発見しました.また,超低栄養性細菌が自然界に普遍的に存在していることを明らかにしています.それら低栄養炭素代謝の解析,低栄養性遺伝子の同定などを行い,低栄養性生育のメカニズムの解明を目指しています.
3.循環型C1炭素を資源化する低炭素型物質生産系の開発(原料にこだわる)
メタン,メタノールはバイオマスあるいはCO2から直接合成することができる循環型C1炭素です.メタン,メタノールを資化する微生物の代謝と,超低栄養性細菌を用いた合成生物学を駆使し,新規なC1炭素を原料とする新規な有用物質生産バイオプロセスの構築に挑んでいます.