基調講演「NativelikeからEcologicalへ」
日本語教育・文学・文化に関する国際会議(ICJLELC 2017)開催
●2017年10月17日、本学部の宇都宮裕章教授を基調講演者に招いた表題の国際会議が、本学との大学間協定校であるインドネシア教育大学(UPI)で開催されました。
(UPIへのリンク)
●本大会は、2016年に行われたUPIの大学改組により「言語文学教育学部」が設置されて以降初めて開催された国際会議です。同学部の日本語教育学科が主催し、インドネシア国内および近隣東南アジア諸国の日本語教育・文学・文化の研究者、教師、学習者が一同に会し、盛会となりました。
●講演は「NativelikeからEcologicalへ―新時代の日本語教育が向かうところ」というテーマの下、多種多様な人種・民族・文化等を背景とする人々の移動が世界的な潮流となっている現代社会においての言語教育の在り方が提案されました。また、講演後の各発表テーマも、日本文化、異文化コミュニケーション、地域コミュニティー、教材、教師、言語獲得、音韻、コンピュータ/テクノロジー、社会言語学、文法、談話分析、シラバス/カリキュラム 、日本語学習者と多岐に渡り、革新的な討論と活発な意見交換が行われました。
特別講義「文法なんて怖くない!」
インドネシア教育大学言語文学教育学部日本語教育学科
●2017年9月26日、日本語教育学科(UPBJ)主催の学部生向け特別講義が、UPIのユニバーシティセンター1階講義室で開講されました。学科内外の教員、UPBJの学部生、インターンシップ日本人留学生など、総勢100名を越える参加者がありました。
(UPIへのリンク)
講義の様子
参加者
●日本語学習者にとってしばしば難しいと敬遠されがちな日本語の文法について、その本質についての解説、文法との接し方・学習の仕方・考え方、「楽しく学ぶためのヒント」の紹介がありました。講義室は終始笑いと真剣な眼差しに包まれ、盛会となりました。講義後に鋭い質問も多数寄せられ、学生たちの言語学習における関心の高さを知ることができました。