親子間の身体接触「抱きやおんぶ」(ベビーウェアリング)を軸とした育児習慣・育児文化の学際的な研究を推進しています。

欧米圏でベビーウェアリング(Babywearing)と呼称される「抱きやおんぶ」は「古くて新しい研究領域」と言われており、近年では心理学、人類学、社会学、脳科学、ロボット工学、生命科学といった多様な領域で新たな研究成果が発表され続けています。本研究プロジェクトは、2012年に発足した学内の研究会を基盤としており、国内外の専門家との連携強化を果たすための研究プラットフォームを構築して、ベビーウェアリングの機能、役割、社会的影響に焦点をあてた研究集会を定期的に企画・開催しています。

目下の主たる研究課題は、1)抱きやおんぶの姿勢や技術についての動作解析、2)生活様式・道具と身体性をめぐる民俗学的・人類学的考察、3)戦後日本の育児雑誌における母子の身体接触をめぐる社会言説研究、です。2018年度は海外の研究者を招聘して2016年度に続くAcademic Babywearing Conference 2018を開催する予定となっています。