Nikkei FinTech Conference2019参加レポートその1【特別対談】デジタル時代における金融規制の未来

2019年6月26日開催のNikkei FinTech Conference2019(於ベルサール神田)に教員と修士2名で参加しました。以下レポートです。

   開会挨拶(日経FinTech岡部一詩編集長)

1.【特別対談】デジタル時代における金融規制の未来
(モデレータ 日経FinTech岡部一詩編集長)
金融庁 総合政策局総合政策課フィンテック室 室長三輪純平

対談では、G20財務大臣・中央銀行総裁会議(6月7日~8日、福岡)で、分散型金融技術がガバナンスにもたらす影響や広範なステークホルダーとの対話の強化がアジェンダの一つとなったこと、これに関連してFSB(金融安定理事会)から6月6日に「分散型金融技術に係る報告書」が出されたこと、6月8日には、福岡で「技術革新にかかるハイレベルセミナー」を行ったことが紹介された。特に技術コミュニティとの対話がますます必要であるとの認識が示された。

分散型金融技術に係る報告書
https://www.fsb.org/wp-content/uploads/P060619.pdf
技術革新にかかるハイレベルセミナーhttps://www.g20fukuoka2019.mof.go.jp/ja/meetings/20190608_1.html

金融制度スタディ・グループで議論されている点についても、対談の話題となった。具体的には、金融の横断法制、資金移動業の類型化、銀行代理業や仲介ビジネス、BankAPIへの議論や取組みが紹介された。