【第35回】ブラジルから、在校生に向けて

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投稿者:三好 史哲(昭和48年工学部機械工学科卒)

下記する私の海外勤務の経歴が、現在の在学生に、グローバル化に向けての心構えの一助になれば、幸甚です。

昨年、還暦を迎えましたが、私の会社生活も、大きなグローバル化の流れに、翻弄されてきた感があります。結局、定年後も、再雇用嘱託制度のおかげで、継続雇用され、昨年の9月から、ブラジルに赴任しているのは、その帰結であるような気がします。

1975年に会社に就職し、9年目の1984年末に米国赴任、当時は、日本製の品質の良さが認知されて来ていた追い風の時代でした。しかし、1985年のプラザ合意で、240円/US$から、一気に、百数十円台/US$の円高への道へ突入しました。

その後は、会社は、円高対応に追われましたが、量を求めて市場拡大に走り、その流れで、米国で1993年まで勤務した後、引続き、欧州市場開拓でドイツに、2000年まで滞在しました。

通算16年間、海外勤務後、2000年に、ようやく日本に帰任しました。その後、各企業はBRICs等、新興国市場へ市場を求めているのはご存知の通りですが、私も、またまた、その波に乗って、とうとう、ブラジルへ来てしまったのです。

在校生も一部の方は、現在、就活に忙しい時期と思いますが、会社では、今後、新興国との仕事のやり取りや、赴任のチャンスが増えるのは、明らかです。

外国で仕事をするには、やはり現地の人から、信頼される業務能力が、大事です。この人に聞けば、大丈夫という安心感を与えられるだけの業務能力を、日本での下積み時代に、身に付けておく必要があります。先輩、上司とのコミュニケーションをよくして、計画的に、これらの能力を積み上げていってください。

英語も世界のビジネスの共通語として、重要ですが、現地に赴任したら、片言レベルでも、その国の言葉を身に付けていくのも、現地人から受け入れられるために必要です。

というわけで、私も還暦後の手習いで、ポルトガル語に四苦八苦している毎日です。