3. Publication (1988-2018)

和雑誌(査読有)Miscellaneous Reports (Japanese articles)

  1. 道林克禎・森下知晃・村山雅史・西弘嗣・尾鼻浩一郎・鈴木庸平・高澤栄一・山田泰広・横山祐典,2012.スコットランド南東部シッカー岬とハットンの不整合.地質学雑誌,口絵, 118, IX-X.
  2. 佐津川貴子・道林克禎2009.結晶方位配列と亜結晶粒回転軸によるかんらん石すべり系の推定〜秋田県男鹿半島一の目潟火山かんらん岩捕獲岩を例として〜.地質学雑誌115, no. 6. 288-291.
  3. Michibayashi, K., Okamoto, A., Kawakami, T., Ikeda, T., Masuzawa, T., Yasuda, H., 2004. Orientation contrast images of garnet from granulite quartzite, Lutzow-Holm Complex, East Antarctia. Journal of the Geological Society of Japan, 110, V-VI.
    • 東南極ルッツホルム岩体から採取されたざくろ石石英岩のざくろ石について,EBSD法によって得られた結晶方位コントラスト像を紹介した.
  4. 道林克禎・東條文治・斎藤 良・川上紳一・可児智美・大野照文・能田 成,2003.ナミビア北部に分布する原生代後期オタビ層群の氷河堆積物直上の炭酸塩岩に見られる特異な構造.地質学雑誌109, XV-XVI.
    • アフリカ南部ナミビアに分布する原生代後期オタビ層群の氷河堆積物直上の炭酸塩岩に見られる特異な構造を記載した.
  5. 道林克禎・室岡佳織・安井郁子, 1999. 静岡県水窪町で掘削されたマイロナイト柱状コアの変形構造解析:中央構造線沿いの領家帯の地下構造と岩相境界への塑性剪断歪の局所化. 地質学雑誌105, 200-207.
    • 静岡県水窪町で掘削されたマイロナイト柱状コアの変形微細構造の解析を行い,中央構造線沿いの領家帯の地下構造を考察した.また,岩相境界に塑性剪断歪が局所的に大きくなっていることがわかった.
  6. Michibayashi, K., Makino, T., Yoshida, S. 1997. “Xenolith windows”: intensely deformed mylonites entrained in the Tenryukyo granite, the Ryoke belt, central Honshu, Japan. Journal of the Geological Society of Japan, 103, 1053-1064.
    • 中央構造線から2キロ離れた地点の花崗岩からマイロナイトの捕獲岩を発見した.そのマイロナイトが中央構造線沿いのマイロナイトと同じである場合,剪断帯が地下深部で水平的になっている可能性があることを議論した.
  7. Michibayashi, K. 1996. Intergranular tensile microfractures within a mylonitized Ryoke
    granite: evidence for post-mylonitic deformation at the ductile-to-brittle transition. Journal of the Geological Society of Japan, 102, 190-198.

    • 長野県南部の中央構造線沿いの花崗岩質のマイロナイトの微細構造には,脆性領域で形成された破断組織が残されていた.この組織を解析した結果,破断に伴って流体が入ってきたことを見いだした.

共著(査読有)

  1. 戸上昭司・高野雅夫・道林克禎・村上雅美・熊沢峰夫, 1998. 走査型X線分析顕微鏡画像の解析による鉱物分布画像の作成. 鉱物学雑誌, 27, 203-212.
    • 走査型X線分析顕微鏡を利用して花崗岩の組織を解析する手法を考案した.本論では,この手法を手島花崗岩について適用した例を示した.

総説(これまでに得た研究成果の解説)Miscellaneous Reports

  1. 道林克禎2016.超深海海溝のマントル直接研究〜まるで惑星探査みたいなフィールドサイエンス〜.化学と工業, 69, 446-448. (査読無)
  2. 道林克禎,2014.最上部マントルかんらん岩の結晶方位ファブリックとP波速度構造.地学雑誌, 124, 397-409.(査読有)
  3. 道林克禎2012.かんらん石ファブリック:上部マントル構造を探る手がかり.岩石鉱物科学,41, 267-274. (査読有)
  4. 道林克禎2008.かんらん岩の構造敏感性と弾性的異方性.地学雑誌,117(1), 93-109.
    (査読有)
  5. 道林克禎2006かんらん岩の構造解析と地球内部のレオロジー.日本レオロジー学会誌, 34, 291-300.(査読無)

著書(分担)

  1. 道林克禎2017.固体地球の事典
  2. 道林克禎2016.カンラン岩の構造の記載.海洋底科学の基礎(日本地質学会「海洋底の基礎」編集委員会編),共立出版,東京,174-179.
  3. 道林克禎2010.中央構造線.しずおか自然史(池谷仙之監修 NPO静岡県自然史博物館ネットワーク編),静岡新聞社,14-15.
  4. 道林克禎2010.天竜川流域.新版静岡県地学のガイド 静岡県の地質とそのおいたち(土隆一編著),コロナ社,東京,145-162.
  5. 道林克禎2006.中央構造線沿い錦橋露頭の鹿塩マイロナイト.日本地方地質誌4「中部地方」(日本地質学会編),朝倉書店,東京,434-435.