先々週くらいに東海地方が梅雨入りしたことで先週の1週間はほとんど雨だったんですが,梅雨前線も疲れが来たらしく,今日はお休みで晴れ間が見られて気持ちいいですね.
こんな気持ちの良い日に行きたくなるような,静岡大学浜松キャンパス近くのパン屋さんを紹介します.
昭和の雰囲気漂う看板を目印に静岡大学から姫街道沿いに北上すると,手づくりパンの「松月堂」が見つけられると思います.
この外観から漂う昭和の香りの通り,「松月堂」には昭和22年(1947年)創業の大変古い歴史があるそうです.
特に「コッペパン」や「あんぱん」,「角食パン」は戦後まもなく創業した当時そのままの味だそうで,今もなお根強い人気を誇っているらしいです.
80代のお客さんが子供の頃に食べていた”懐かしの味”を求めて今でも通われているんだとか.
僕が訪問させてもらったのは研究室のコアタイムが終わった午後3時過ぎだったのですが,商品棚は空っぽでご覧の有様でした.
しかし,運よくお目当ての食パンは数本残っていて,今回は「マキシー」を購入させていただきました.
「マキシー」とは…説明書きによると,「最高級ランクの小麦粉とフレッシュバターだけを使い,長時間低温熟成させた中種でじっくりと焼き上げた食パン」だそうです.いわゆる高級食パンみたいな感じだと僕は思っています.
5枚切り1.5斤のサイズを購入したのですが,スーパーに売っている食パンよりもずっしりと重い印象を受けました.この時点で小麦がぎっしり詰まっていて美味しいんだろうなと
僕の頭の中には黄金に輝く小麦畑が地平線いっぱいに広がっていました.
ところで,食パンというとおそらくトースターで焼いて…バターとかジャムを塗って…というのが定番だと思うんですが,僕は”生”派なんです!!最初は焼く・塗るが面倒で生で食べたんですが,気付いたときにはイチゴやバターの香りに勝る小麦の芳醇さを求めるようになってしまいました.
ここ10年で”そのまま食べる”高級食パンが流行したことによって,生で食べる風習が認知されつつありますが,今まで食パンを生で味わったことのない方は是非一度でいいので生で食べてみてほしいです.
個人的な意見ですが,食パンの鮮度がいいほど生で食べた時に美味しく感じるので,スーパーの食パンではなくパン屋さんの焼き立ての食パンや2斤でおよそ1000円と高価ではありますが高級食パンで試して頂きたいです.
今回購入させてもらったマキシーも最初はもちろん生で食べました.弾力のある耳が美味しかったのが印象的でしたが,個人的にはマキシーは焼いた方が美味しく食べられる気がしたので,2,3枚生で食べた後,残りはトーストして食べさせてもらいました.まるで喫茶店で出てくるパンを彷彿とさせる外カリッ中フワッの食感がとても心地よかったです.バターを塗ると美味しさ倍増です.マキシーは生でもトーストでもどちらでも美味しく食べられる食パン界の”二刀流”ですね.
今回はマキシーを頂きましたが近いうちに他の食パンも食べてみたいです.特に,戦後から変わらない味の「角食パン」が気になりますね~.
あれ?いつの間にこんな食パン好きになってしまったんですかね……ご飯はパンじゃなくて米派です!