旧ホームページ遺物〜子ども論と買売春問題
1998年から2000年にかけて、全学の3年生を対象とした共通科目として開設されていた「子ども論」というオムニバスの授業で当時「援助交際」と呼ばれていた子どもへの買春問題を取り上げた。以下に再掲するのはその際の教材として...
1998年から2000年にかけて、全学の3年生を対象とした共通科目として開設されていた「子ども論」というオムニバスの授業で当時「援助交際」と呼ばれていた子どもへの買春問題を取り上げた。以下に再掲するのはその際の教材として...
※ 以下は研究室ホームページ開設(2000年頃)にあたり、研究室テーマとして掲げた文章です。いまなお人権教育といえば、権力を恣意的に行使しているお上の立場から「弱い人をいじめてはいけません」と教え諭す次元にとどまっている...
国の人権教育に典型的な人権という観念と理論的に把握される人権概念との違いについて20年近く前に「人権ホームページ」に書いた文章を改めて以下に紹介します。 // 人権の理論 ここでは近代立憲主義憲法学の人権理論に対するオル...
あのモンスターで有名な『フランケンシュタイン〜現代のプロメテウス』の作者メアリ・シェリーの正式名称はメアリ・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリーという長ったらしい名前。いわゆる結合姓である。 夫シェリーは「縄目を解か...
〈書評〉北村年子著『「ホームレス」襲撃事件ー弱者いじめーの連鎖を断つ』 笹沼弘志 「道頓堀川で若者がホームレス殺人」。被災地神戸でのボランティア活動を終え、東京に戻った早々目にした記事に著者北村さんは驚愕した。いじめ自...
笹沼 弘志 一 はじめに 「人が助け、保護し、援助するところでは、支配をもしようとする誘惑はあまりに大きいので、人はその誘惑にかならずしも抵抗できるとは限りませんし、そしてしばしばそうしようとさえ思いません。国家に依存し...
笹沼弘志 Ⅰ 現代人権論の地平 近代的人権の揚棄を果たすものとされた社会主義体制の瓦解、とりわけソ連の最後を飾ることとなった「人権宣言」は、「人権の普遍性」...