STARS-Me2

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運用中

STARS-Me2は、STARS-Meの後継機にあたる1UサイズのCubeSat (10cm立方の超小型衛星)です。静岡大学能見研究室の学生を中心に運用を行います。

アマチュア無線を使用する衛星なので、ぜひ多くの皆様に受信をしていただきたいです！受信にご協力いただいた場合には、下記フォームにご報告していただけますと幸いです。

☆受信報告フォーム☆

QSOカード

X(旧Twitter)での配信も行っているのでぜひフォローしてください！
https://x.com/STARS_amateur

ミッション　 仕様　 運用メンバー アマチュア無線情報

アマチュア無線ミッション

★STARS-Me2のミッション★

１．テープテザー伸展

先代機となるSTARS-Meから受け継がれたミッションです。衛星から長さ約10mのテープテザーを伸展します。テザーには比較的剛性のあるコンベックスを採用しており、モーターにより徐々に繰り出していきます。

近年、宇宙デブリの増加が問題となっています。宇宙デブリとは、宇宙空間にある制御不可能な人工物のことをいい、運用中の宇宙機に衝突しミッションの妨げとなる可能性があります。

宇宙デブリをこれ以上増やさないということに焦点を当てたのが、このテープテザー伸展ミッションです。テザーを伸展することにより、機体の表面積が増し、機体にかかる大気抵抗を大きくさせることができます。これにより、機体は燃料を必要とせず効果的に軌道降下して大気圏に再突入することができます。

この実験は、宇宙エレベーターの小規模なモデル実証としての意義を持ち、将来的にはテザー技術を用いた宇宙デブリ対策への応用も見据えています。なお、宇宙デブリ対策に関しては特許出願中です。

２．テザー撮影

衛星搭載のカメラでテザー伸展時の様子を撮影します。撮影された画像はAX.25を用いたパケット通信でダウンリンクされます。その際には、世界中のアマチュア無線技士の皆様にも撮影された画像を受信されることが期待されています。ダウンリンクを行う日時は、画像撮影完了後に決定、配信いたします。その他のパスで受診希望の方がおられれば、個別に対応いたします。また、受信方法につきましては、近日中に本サイトにて公開いたします。もう少々お待ちください。

アマチュア無線家の皆様に撮影画像の受信協力をしていただくことで、以下のミッションに挑戦します。

1. 画像等の大容量データを地上局に送信する。
2. 1.2kbps、9.6kbpsの各通信速度ごとに受信地上局でのパケット受信成功率を測定する。
3. 複数の地上受信局における偏波ダイバーシティ受信性能を受診成功パケット数で評価する。

多くのアマチュア無線家の皆様がこれらのミッションに協力してくださることで、技術データや知識の交換が期待されます。詳細はこちらのページよりご確認いただけます。

３．一体型フレーム構造 (MBF) の実証／石敏鐵工社製

衛星構造には、 石敏鐵工株式会社 様が開発した 一体型フレーム（MBF） を採用しています。フレームを一体型成形することにより、ロケット振動によるゆがみの軽減、部品点数の大幅な削減、構造の簡略化などのメリットがあります。

４．小中高生による俳句・愛称搭載

「宇宙空間にあなたの思いを俳句にのせて届けませんか」という企画のもと、静岡県内の小中高生から俳句を募集し、1,500以上の作品の応募がありました（トップガン#65）。加えて、衛星の愛称も募集し、「蓬莱」と名付けられました。選ばれた俳句は応募者の代表として参加した小学生により、愛称「蓬莱」はその考案者である高校生によって、それぞれ衛星に搭載され、宇宙へと飛び立ちます（トップガン#87）。
＞＞＞トップガンHP

★衛星仕様★

お問い合わせ：静岡大学 能見研究室 STARS-Me2 学生 PM / me2.inquiry@gmail.com