STARS-Me2

★プロジェクト概要★

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STARS-Me2は、STARS-Meの後継機にあたる1UサイズのCubeSat(10cm立方の超小型衛星)です。本ミッションでは、衛星からテープテザー(長さ約10m)を伸展させ、その様子を衛星に搭載されたカメラにより撮影を行います。テザー伸展ミッション中・ミッション外で撮影された画像は世界中のアマチュア無線技士の皆様に受信されることが期待されています。受信方法につきましては、近日中に公開いたします。もう少々お待ちください。

この実験は、宇宙エレベーターの小規模なモデル実証としての意義を持ち、将来的にはテザー技術を用いた宇宙デブリ対策への応用も見据えています。なお、宇宙デブリ対策に関しては特許出願中です。

衛星構造には、 石敏鐵工株式会社が開発した一体型フレーム(MBFを採用しています。

さらに本プロジェクトでは。「宇宙空間にあなたの思いを俳句にのせて届けませんか」という企画の元、静岡県内の小中高生から俳句を募集し、1500以上の作品の応募をいただきました(トップガン#65。加えて、衛星の愛称も募集し、「蓬莱」と名付けられました。

選ばれた俳句は応募者の代表として参加した小学生により、愛称「蓬莱」はその考案者である高校生によって、それぞれ衛星に搭載され、宇宙へと飛び立ちます(トップガン#87>>>トップガンHP

愛称 蓬莱
技術名称 STARS-Me2
“STARS Mini-elevator #2
ミッション
□ 1U ユニットからのテープテザー伸展回収
□ テザーのカメラ撮影
□ 一体型フレーム構造 (MBF) の実証/石敏鐵工社製
□ 小中高生による俳句・愛称搭載
サイズ:1U (100x100x100) 総質量:1.304kg
通信
CW beacon: 437.350 MHz   with emission designator 500HA1A, output power 0.1 W
FM packet: 437.400 MHz   with emission designator 13K0F2D, output power 0.8 W
コールサイン JJ2YXO

■□■履歴■□■
◆2025/03/12: ISS補給船の貨物調整があり、打ち上げは2025年夏ごろ。 >>詳細情報(pdf)
◆2024/12/20: 筑波宇宙センターにてJ-SSODに搭載しました。
◆2024/12/04: 筑波宇宙センターにてJAXAへ引き渡しました。
◆2024/07/11: Space BDによるFM外観検査が行われました。
◆2023/10/27: 落成検査(通信試験)を行いました。(JJ2XYN)
◆2023/08/25: 人工衛星の管理許可証を取得しました。
◆2023/08/09: FM再振動試験を九州工業大学で実施しました。
◆2023/04/21: 無線局予備免許を取得しました。(JJ2XYN)
◆2023/01/31: FM振動試験を北海道工業試験場で実施しました。
◆2023/01/08: 機体に愛称記入と俳句銘板取付を行いました。
◆2022/12/16: EM振動試験を九州工業大学で実施しました。
◆2021/03/25: STARS-Me2の愛称が「蓬莱」に決定しました。
◆2020/10/10: STARS-Me2 ミッションの再定義を行いました。
◆2020/09/06: STARS-Me2 搭載の俳句表彰式を行いました。 (詳細)
◆2019/12/16: STARS-Me2 搭載の俳句募集を行いました。 >>募集要項(pdf)
◆2019/12/09  IARUからSTARS-Me2のアマチュア無線周波数の割り当てを受けました。
◆2019/10/10: 「きぼう」からの放出についてSpace BDとの契約を締結しました(2019/9/13付)。