☆SUCCESマンスリー☆ vol.107 2020年8月号

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雨、あめ、アメ、AME…、雨の日が続いていますね。
洗濯物も全然外に干せず、わが家では乾燥機が大活躍しています。
7月もなかば、もう夏は目前です。
今年は夏休みのお出かけ!はなかなか難しそうですが、
夏が来ると思うとやっぱりどこかワクワクしてしまいます。
それでは今月もメルマガスタートです!

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■ 編集長からのメッセージ
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先日の国会で(5/27)、スーパーシティ法案(国家戦略特区法改正案)が
成立しました。スーパーシティ法案とは、さまざまな最先端技術を統合して、
いわゆる「未来都市」を目指すための一連の施策です。
具体的には、ICT通信技術、ビッグデータ、人工知能(AI)、
オンラインでの遠隔治療、ドローンでの集荷配達や災害救助、
キャッシュレス決済などです。これら技術を用いて政府は「まるごと未来都市」を
キャッチフレーズとして世論にPRしています。ちなみに似た取り組みに
「スマートシティ」構想があります。これとの違いは、
個別分野でICTを用いるのが「スマートシティ」で、複数分野で総合的な取り組みが
「スーパーシティ」のようです。
スーパーシティで実現が期待される仕組みやサービスは多種多様です。
たとえば、自動運転最高レベル5の自動運転車の登場です。
自動運転レベルはレベル3からシステムがすべての動的運転タスクを実行します。
3~5の違いは限定領域で実行されるか否かであり、レベル5は限定領域でない、
すべての領域を無制限に実行します。
限定領域がないということは、いかなる状況でも
人間が運転に介在する必要がないことを意味します。
つまり、ハンドルやアクセル、ブレーキなど自動車を操作するI/Fがありません。
まるで映画や漫画のような話です。(ちなみに現状はコンセプトカーで
レベル3、4の状況です。アウディA8がレベル3を実装して注目されました。)
ここで、運転中に外部の状況を把握するためにはスーパーシティに組み込まれた
数々のセンサーや位置情報などの「データ」が必要です。
この「データ」の取り扱いにスーパーシティ法案の明暗があるようです。
たとえば、お店の商品レコメンドにはその個人の購入履歴が必要になります。
診療提案においても同様でこれまでの診療記録が提案の根拠となるデータとなります。
これらデータは個人情報や機微データになり得ます。
取り扱いによっては、個人監視に応用できます。
スーパーシティ法案反対派はこの「超監視社会」が政府によって
コントロールされることを危惧しています。
ハッシュタグ「#スーパーシティ法案に抗議します」などで
有識者らによって議論されています。
利点をみると大変便利で暮らしやすい都市を想像しますが、
その利点を実現するためにはある程度の情報を開示しなければなりません。
これをトレードオフと理解するのかは難しいところです。
しかし、正しく扱えば生活の利便性を向上させるだけでなく、
防災や人命救助など恩恵のほう大きいのでは、と個人的には思います。
ICTに携わる立場として、その技術を安全で便利な社会に
役立てていきたいと改めて考えました。
(永田副センター長)

■ WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
直近30日で6件のWWPサイトが新設され、合計310サイト数になりました。
PICK UP! https://wwp.shizuoka.ac.jp/ushimaru-lab/
丑丸研究室
静岡大学理学部丑丸研究室のいろいろな情報が載っています。
メンバー紹介では、メンバーの個性が出ていて研究室の雰囲気が伝わってきます。
研究内容もとても興味深いので、気になった方は是非ご覧ください。

■ 静大TV新着番組
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鮫島編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!
◇◇【ダイジェスト】地域を学ぶ 静岡市前編 ダイジェスト
「おまち」の賑わいと「お茶のまち」 -静岡大学-
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/228/2391
こちらは前編のダイジェストです。
興味をお持ちいただけたら、ノーカットの前編・後編も是非ご覧ください。
※本動画は、換気を行って撮影しております。

◇◇静岡大学 研究者紹介 情報学部 尾張正樹
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/7/2398
尾張先生は量子情報科学・量子コンピュータ科学を専門とされています。
ご自身の研究分野と研究内容について、詳しく解説されています。

■ クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は210台です。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/cloudserver

■ イベント実績
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◇◇【中止】6月12・20日、7月11・17日 グリーンサイエンスカフェ

◇◇【中止】6月25日 サイエンスカフェin静岡

◇◇6月26日 ISMS・SMS新任者研修

■ イベント予定
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◇◇ITSMS内部監査

■ 教員近況
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◇◇長谷川 博彰 客員教授
5月末まで、コロナショックで外での活動は停止。
コロナショックの捉え方を「Beyond Corona Shock」とする図解を作成し、
誰もが新たな世を創る絶好の機会、と提言活動を実施。Afterコロナは、
他人事・評論ですが、Beyondコロナは自分事、自分の覚悟です。
オンラインセミナーも精力的に開催。
テーマは「経営理念構築がコロナ禍を救う」。
自粛期間中の報道のコトバで変化が在った一つが「教育」が激減し、
「学び」「学ぶ」が急増したこと。
人を育てる「本質」に多くの人が気づいたと感じた次第。
Beyondコロナにワクワクしながらも、当分はWithコロナ。

◇◇田住 一茂 客員教授
みなさま、ご無沙汰しております。
お元気に過ごされていますでしょうか。
3月から4か月ほどWork from homeということで自宅での日々を過ごしています。
社内/社外ミーティングおよびセミナーなどを
Microsoft Teams経由で実施してします。
7月からは新年度を迎え、ようやくオフィスもソフトオープンの予定ですが、
WWで10月末まで基本Work from homeとなります。
また来年度1年間は基本セミナーなどのイベントはデジタルイベントとなります。
教育機関向けにもさまざまな支援プログラムをご用意していますので、
何かお困りごとなどありましたらお気軽にご相談ください。
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/security/remote-work.aspx
近いうちに直接お会いできるのを楽しみにしています。
それではみなさま健康に気を付けてお過ごしください。

■ 編集後記
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新年度開けてここまでの情報基盤センターは全学的なオンライン授業への対応を
ひたすら行なっていた印象ですが、それもなんとか一段落しまして現状は以前同様
の平穏を取り戻しています。

いや、少なくとも情報基盤センターの実習室を使用する授業では、現在でも以前の
ような対面授業はあまり行なわれていないようで、学生さんの姿をあまり見かけず
平穏というよりは少し寂しい毎日です。

このままオンライン授業が浸透すれば雨の日も風の日も寒い日も暑い日も、授業の
ために大学まで出てくる必要はなくなり(おそらく)快適な自宅などで、しかもリアル
タイム配信の授業でなければ自分の好きな時間に授業を受けることが出来るわけで、
そんな受講環境などなかった自分にとってはなんともうらやましい限りです。

とはいえ当時、毎日毎日大学までやってきては難しくてよくわからない講義を受けて
と、それは本当に苦痛な時間ではありましたが、今になってみるとそれでもあのとき
ここでこんな先生のあんな授業を受けたなぁという実感だけは残っています。

今の環境がうらやましくもありますが、こんな自分が今のオンライン授業を受けて
いたならきっと何も残らなかったに違いない、そう考えてまぁ良しとします。
(編集員:大市)

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また来月号でお会いしましょう!



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