☆SUCCESマンスリー☆vol.139 2023年4月号

情報基盤センターが入居している静岡キャンパス共通教育L棟のピロティでは、
4年ぶりの掲示による前期日程試験の合格発表が行われ、
受験生や保護者の方、報道関係の方で賑わいました。
今後も増えるであろう学内需要に安定したITサービスをご提供できるよう
努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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☆【人事】ご退職される方のメッセージをいただきました。

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■編集長からのメッセージ
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新型コロナウィルスに端を発したオンライン教育や
テレワークなどのオンライン作業環境は感染症対策だけでなく、
遠隔地とのコミュニケーションや教材・資料の共有など
さまざまな利点が見出されました。すでにオンライン作業環境は
感染症対策如何を問わず、通常の教育および業務手法に組み込まれており、
社会生活の各所に変化をもたらしています。

この変化のひとつに情報セキュリティ対策があります。
これまで、社内・学内システムへのアクセス元は
内部ネットワークを限定とする対策が多く、社外・学外からの
アクセスは原則遮断とする運用が主流でした。
しかし、オンライン作業環境は内部だけでなく
自宅や職場外・学外からのアクセスも含まれるため、
アクセス元を限定とするセキュリティ対策は困難です。
つまり、社内・学内のネットワークだけを保護することでは
対策としては不十分となりました。
Verizon 社による調査報告書「2022 Mobile Security Index」によると、
オンライン作業環境移行によるセキュリティ対策および脆弱性の変化にて、
サイバー攻撃が前年から22%増加しています。

オンライン作業環境に即した情報セキュリティ対策は、
さまざまな観点が重要です。代表例としてエンドポイントセキュリティ
が上げられます。エンドポイントとはシステムにアクセスする
端末デバイスであり、PCやスマートフォンが代表例です。
オンライン作業環境では、自宅や外部からこれら端末でアクセスします。
内部ネットワーク配下の端末であればある程度信頼することもできますが、
外部からのアクセス端末には厳重な管理・対策が必須です。
また、オンライン作業環境によりクラウド利用率はさらに向上し、
クラウドサービス周辺のセキュリティ対策も重要となります。

クラウドサービスを利用している企業の割合は
コロナ禍前2018年の58.7%と比較して2021年では70.4%と
約12ポイント上昇しています(総務省、令和4年版情報通信白書より)。
昨今のオンライン作業環境の多くで学外・社外のクラウドサービスに
アクセスし、その端末の接続元も学外・社外です。
旧来の、社内・学内のアクセスであれば安心!?、
といった対策では今後は通用しません。
これら背景から、何も信頼しないことを前提としたゼロトラストや
クラウドをベースとした通信・端末・装置・アプリなど全体で
セキュリティ対策をデザインするSASEが注目されています。
現在、本学の次期情報基盤について各部分で仕様検討しています。
今後の情報セキュリティ社会に即したシステムとなるよう
これらを意識して取り組んで参ります。

(永田副センター長)

■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
直近30日で5件のWWPサイトが新設され、合計412サイトになりました。
PICK UP!「静岡大学理学部数学科」
https://wwp.shizuoka.ac.jp/sci-math/
静岡大学理学部の学科の1つである数学科のサイトです。
受験生や在学生に向けた情報や講演会・セミナーの情報など
綺麗にまとめられています。

■静大TV新着番組
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日向編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!

◇◇浜松キャンパスの3Dデジタルデータ測定・作成
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/389/2938
浜松キャンパスが3Dのデジタル空間になっています!
デジタルな浜松キャンパスを散歩するような動画です。

◇◇情報学部行動情報学科 Actors File 01 農業とITを継ぐ架け橋へ
– データサイエンティストの卵 曽我悠加 静岡大学
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/170/2936
学生と企業との共同研究の様子を見ることができます。
取材や動画の編集方法にも凝っており、ドキュメンタリーのようで
見ごたえがあります。

◇◇静大発!カーボンニュートラル研究最前線 連続セミナー
「第2回 微生物のチカラで環境浄化&発電!微生物燃料電池
グリーン科学技術研究所 工学部 化学バイオ工学科 二又 裕之 先生」
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/384/2918
廃棄物の40%を占める汚泥。廃棄処理にも莫大なエネルギーが必要です。
この汚泥処理に大活躍するのが微生物!汚泥処理に微生物を利用することで
エネルギー消費を大幅に削減し、さらには発電までできてしまうなんて?!
カーボンニュートラルへ向けた微生物の研究について学ぶことができます!

■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は143台です。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/cloudserver

■イベント実績
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◇◇2月23-24日 日本ソーシャルデータサイエンス学会2023シンポジウム
(袋井市可睡斎)
http://www.jsdss.org/event/869/
長谷川センター長、竹石パート事務職員、鮫島パート技術職員が
参加しました。

■イベント予定
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◇◇3月22日 学位記授与式(静岡)

◇◇3月23日 学位記授与式(浜松)

◇◇4月4日 入学式

上記イベントは、静大TVで撮影を予定しています。
番組完成次第、静大TVサイトへアップしますのでお楽しみに!
https://sutv.shizuoka.ac.jp/

■教員近況
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◇◇遊作 真亜佐 客員教授
静岡に移り住んでから、早いもので丸7年になりました。
川沿いの道を鮮やかなピンク色で染める河津桜並木や
黄金色に輝く広大な菜の花畑など、
目に映る季節は7度目の春も変わらず美しく、心和む今日この頃です。

前の仕事の転勤で静岡にご縁ができて以来、
この土地の気候風土と人の良さ、そして暮らしやすさに
すっかり惚れ込んでしまいました。
ここ近年、静岡県が移住希望地ランキングで1〜2位を争う人気なのも
頷けます。

移住といえば、コロナ禍による「働き方」の多様化をきっかけに増えたと
言われていますが、それはむしろ、働くことと共にある「暮らし方」や
「生き方」にフォーカスする人が増えたということだと思います。
移住の理由については今後さらに細分化していくことでしょう。

そのうちの一つとして「教育移住」があります。
教壇のない教室で子どもたちの自主性を育むのびのびとした教育環境、
外国語や国際教育に力を入れる学校、スポーツや伝統文化や先端教育などの
テーマを取り入れた学校など、
さまざまな自治体による独自の取り組みがあり、
それを目的とした教育移住も広まってきています。
静岡も、モノづくり県だからこそ、ヒトづくり県でもあってほしい。
未来ある人たちが好きなことが学べる、夢を語れる、
豊かな土壌であってほしい。
卒業・進学シーズンを前に、ふと、そんなことを思いました。

◇◇山内 秀敏 客員教授
3月です。年度末となり、会社や学校では1年の締めくくりとなりますが、
どの様にお過ごしでしょうか。

私は、子供向けオンライン・プログラミング・レッスンの
新しい教材の作成に取り組んでいます。
このレッスンはMIT開発のプログラミング教育ツールScratchを利用した、
小学生向けのものです。
このレッスンは、始めて1年半ほどですが、
子供達の成長には驚くばかりです。
最初は、まったくできなかったのに、
今では、ゲームなどを自由に作ってしまいます。
それも、コードの作り方をGoogleやYouTubeで検索し、
自分で作ってしまうのです。

最近は色々なプログラミング大会にも参加しています。
小学校5年の子供達は、今年の1月に海外の大会にも参加しました。
英語の画面表示や操作方法も自分たちで行いました。
この大会への参加では、子供達はプログラミングだけでなく、
英語にも興味を持って取り組んでいました。
子供達の無限の可能性を感じました。

今、作成に取り組んでいる教材は、
こんな無限の可能性を秘めた子供達に向けたものです。
「プログラミングと英語の両方を同時に楽しめる」、そんな教材です。
この教材を使って、海外の子供達と一緒に英語を使いながら、
プログラミングを学べる。
そんなオンライン・レッスンができたら良いなと思っています。

来年度も、皆さまの更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。

◇◇淺野 みさき 教育研究支援員
3月4日(土)・5日(日) ソラモ・新川モールにて
「浜松リノベーションフェスティバル」が開催されました。

私は第一回リノベーションスクールの対象物件に
選んでいただいたことがきっかけとなり、
自宅のビル等でイベントを開催しておりますが、
今回は新川モールで
焼津中央高校×静岡大学
Save the ocean, Take the actions,Enjoy with the SDGs.
と題して、海中・海浜清掃で回収したルアーやプラスチックなどの
海洋ゴミをアクセサリーなどにアップサイクルして販売しました。
海中で回収したルアーはそのままでも使えそうな物もありましたが、
新たに生まれ変わったルアーやアクセサリーは
多くの方に喜んでいただけて本当に嬉しかったです。

海ごみプロジェクトは全国で行われています。
ごみを捨てない、ゴミがあれば拾う。という当たり前のことですが、
これからも続けていきたいと思います。

■人事
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3月末日で情報基盤センターを退職される方々です。
静岡大学の情報基盤の発展に貢献してくださいました。
心より御礼申し上げます。

◇◇再雇用技術職員(高田)
再雇用で5年間、情報基盤センターで業務に携わらせていただき
ありがとうございました。
再雇用の間に新型コロナウイルスが発生するなど
思いもよらなかったことでしたが、
これにより情報基盤の重要性を改めて認識しました。
現在進められている情報基盤更改が順調に進むことを期待しております。
今後も皆様がご健康でご活躍され情報基盤センターが益々発展することを
お祈りいたします。

◇◇パート事務職員(藤浪)
この度、3月末日をもちまして退職することとなりました。
3年間という短い間ではありましたが、大変お世話になりました。
情報基盤センターで行ってきた仕事は、自分が得意なことが多かったため
日々とても楽しく取り組むことができました。
特に思い出に残っているのは、アクトシティ浜松で行ったライブ配信業務で、
私の知識や技能をフルに活用でき、微力ながらイベントの完遂に
貢献できたと思っています。
今後もここで得た経験を生かしていければと思います。
また別の機会にてお世話になることもあるかと思いますが、
その際はよろしくお願い申し上げます。

◇◇パート事務職員(名倉)
この度、任期満了のため退職いたします。
5年間大変お世話になりました。
ISO事務局や窓口対応、静大TV、学会イベントへの参加など
たくさんの貴重な経験をさせていただき、
あっという間でしたが、とても充実した5年間を過ごさせていただきました。
最後まで任期を全うできましたのもスタッフ皆様の支えによるものと
大変感謝しております。
皆様のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げます。

■編集後記
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花粉症が辛い季節になりました。
薬を飲んでいますが、クシャミと目の痒みがひどいです。

読んだ後、購入時の通販の箱に平積みしている書籍が取り出し辛く、
箱も崩れそうになっているため、シリーズや大きさ等で分けたり、
取り出しやすいように並べ方を変えたりしたいのですが、
本棚に入りきらないので、まとめた箱を崩れないように置くため、
部屋の整頓もすることになりそうです。

その際に立つホコリや換気で入ってくる花粉を考えると気が重く、
「休日に雨が降ったら実行しよう」と先延ばしにしていますが、
今月中には、天候が合わなくても片付けようと思います。
(編集員:鮫島)
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また来月号でお会いしましょう!



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