静岡キャンパスでは春のビッグフェスティバルが開催されました。
その様子を静大テレビジョンで取材しており、
番組を公開していますので、是非ご覧ください。
それでは、今月も元気にメルマガをお届けいたします!
☆静岡キャンパスで春のビッグフェスティバルが開催されました。
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■編集長からのメッセージ
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情報基盤センターでは、一部教職員向けにMicrosoft社 のAIツール「Copilot」を
試験的に導入しています。
Copilotは、ChatGPTを提供しているOpenAI社の
GPT-4をAI駆動の使用エンジンに用いており、
両者は細部で仕様差はあるもののいわゆる生成系AIのジャンルです。
生成系AIが市場に与えるビジネス規模は大きく、
24年1-3月期の決算で米巨大IT5社の内、
アルファベット社、マイクロソフト社、メタ社、アマゾン社、
の4社が生成系AI関連サービスの 後押しが一因となり増益となっています。
一方で、アップル社は中国市場の不振により減益のようです。
私見ですが、現在のアップル社はiPhoneやMACなどの
ハードウェア販売がソフトウェアより多いため、
ソフトウェアである生成系AIを扱う他4社の方が利益面では有利なのかな、
と見ております。(ただし、アップル社も今後はソフトウェアや
サービスの販売がハードウェアを超えると予測されています。)
このように市場規模の拡大に伴い、現在生成系AIはビジネス用途や教育、
研究などさまざまなシーンで用いられており、
作業効率向上となる一方で何点かの課題も指摘されています。今月5月に「経済協力開発機構(OECD)」から、「AI原則」の改訂が示されました。
AI原則とは、2019年にOECD加盟国が合意・署名した
AI使用や開発などに関する原則です。法的拘束力は持ちませんが、
AIの開発や運用に関する指針を5つの原則と5つの提言として構成し、
各国が適切かつ安全、便利にAIを扱うことを目的としています。
今回改訂の1つにAIを用いた偽情報・誤情報への対応強化があります。
昨今は生成系AIが出力した画像や動画の精度が向上したことにより、
現実世界の画像とAI生成画像との判別が困難となりました。これを悪用し、
たとえば災害時にAIが生成した偽画像を用いて偽情報をSNS投稿したり、
著名人本人が話したかのような偽動画を拡散したりと、
社会を混乱させる事案が増加しています。今回の改訂は、
これらに対処すべく生成AIに関連する情報の完全性担保を重要視しています。
冒頭で述べたように当センターでは生成系AIであるCopilotを試験運用しており、
私も授業教材に差し込む図や文言の参考に活用しています。
生成される画像はかなり高品質であり、現実世界の画像と混同してしまいそうです。
偽情報・誤情報はそれを承知した上で意図的に用いれば場合により犯罪行為に
なりますが、使用者が誤って使用してしまう場合などは予防対策が困難です。
当センターに限らず、生成系AIの利用シーンは今後も増加していくと考えられます。
どのような技術にも言えますが、便利に楽しく使用するだけでなく、
適切かつ安全に扱う知識・素養を身に着けることが大事だと考えさせられました。
(永田副センター長)
■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
直近30日で4件のWWPサイトが新設され、合計480サイトになりました。
☆PICK UP! 「静岡大学 カーボンニュートラル推進チーム」
https://wwp.shizuoka.ac.jp/cn/
静岡大学の知見を活かし、地域の脱炭素化を支援する活動を行っています。
大学生・高校生との研究、地域での講演、企業連携と、活動内容は様々です。
活動報告を頻繁にされています。連携企業のウェブページや動画リンクも多く、
内容盛りだくさんのサイトです!
■静大TV新着番組
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竹石編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!
◇◇令和6年度静岡大学入学式
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/402/3106
今年もグランシップにて静岡大学入学式が行われました。
新入生の様子をぜひご覧ください。
◇◇静岡大学教育学部 オープンキャンパス 学部紹介 2024
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/166/3098
2024年度版教育学部紹介動画です。
今年から新たに学部長になられた村山先生のご挨拶が収録されています。
■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は119台です。
■イベント実績
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◇◇4月20日-21日 春のビッグフェスティバル(静岡キャンパス)
次回号にて動画紹介いたします!
■イベント予定
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◇◇5月24日 (金) 令和6年度全学一斉地震防災訓練
◇◇6月27日(木)第21回国立大学法人情報系センター協議会総会
長谷川センター長が会長(兼事務局長)をつとめるNIPCの総会の開催が
全国77大学の情報系センターにアナウンスされました。
今年度は神戸大学(近畿地区)にて開催されます。
https://www.nipc.gr.jp/
も、当センターのNIPC事務局にてリニューアルしました。
■教員近況
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◇◇山田 宏昭 客員教授
皆さん、ゴールデンウィークは、どのようにお過ごしになりましたか?
私は、どこへ行っても人混みであろうと予測し、ほとんどを自宅周辺で過ごしました。
とは言え、少しはレジャーらしいことをしたかったので、食事を少し贅沢にしました。
(持ち帰り)ピザ、(回転)寿司、(お家)焼肉...等、
連日のカロリー高めの食事が続き、さすがに最終日は胃がもたれました。
ということで、連休明けは、通常の食事モードに戻ります。
普段通りの生活に上で成り立つ、“たまの贅沢”と“健康維持”ということでしょう。
◇◇水野 信也 客員教授
4月から新年度が始まり、5月の大型連休も終わり、
季節も夏に移ろうとしています。
昨年のこの時期は、肋骨を骨折してしまい、
健康の大事さを感じましたので、今年は健康に心がけようと思っていたら、
帯状疱疹になってしまいました。
健康診断でも、体重が増えたことと運動不足を指摘され、
少しでも体を動かそうとしています。
夏には毎年の富士登山も予定しているので、
体力もつけておかないといけないです。
もうすぐ蛍が飛ぶ時期になるので、
蛍を見ながらウォーキングもしていきたいと思います。
研究をやっていると、医療や生体データをよく扱いますが、
自分の健康データ管理もしないといけないです。
僕が所属している学部は健康データサイエンス学部で、
健康とついているので、名前に負けないように、まず自分の健康管理を頑張ります。
◇◇長谷川 孝博 センター長
DIY(Do It Yourself)が流行っています。
一念発起、壊れた風呂場のタイルの修復をDIYやってみました。
面積は180cm×15cm(タイル一枚半の高さ)。狭い!
動画を20本ぐらい観て脳内技術習得。行程は4つ。
・タイル剥がし:壊れたタイルを剥がし,剥がし面を滑らかにします。
・貼り:セメント・左官作業・タイルカットも含みます。
・目地埋め:タイルの間の白い目地剤はセメントとは別ものです。
・コーキング:既設のタイル面との隙間をシリコンボンドで埋めます。
初日の剥がし行程が全体の70%以上の時間を占め、
体力的には120%を使い切った感じです。
スクライパーをハンマーで叩き続けること数千発。
腕が上がらなくなり、かがみ込んだ無理な体勢を長時間続けたため、
四肢はひどい筋肉痛で初日から泥の眠りに落ちました。
コンクリートは完全な石でした。ミケランジェロの凄さを思い知る。
2日目、タイル貼り、初のセメント調合を行い、コテで塗って貼る。
セメントミキサー車がタンクを回転させている意味がよく分りました。
タイルカット時の握力捻出で、筋肉痛をさらに追撃されました。
3日目、やはり素人いまひとつだなと思っていたタイルの隙間に、
目地剤を入れると想像以上にぐっとタイル貼りらしくなりました。
ほっとするも、連日の疲労困憊でその時はもう発熱気味でした。
4日目、コーキングを本番ぶっつけでやると、はやり難しい。
マスキングテープが効いてなんとか美観維持。完成!披露困憊の極。
その夜:石の階段でバランスを崩し、筋肉痛で足動かせず、
十段ほど転げ落ちました。Massive(0.1t)な運動エネルギーで
四肢に打撲と怪我。部材代2万円でしたが、
5倍でも請負きれない。職人にリスペクト!
以上、学びの多すぎるDIYでした。
■編集後記
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5月に入り気温も落ち着いてきたと思う矢先に
暑くなったり寒くなったりが交互に来るような天気になったりと
安定しない日々が続いています。
6月に入ると梅雨になり、それが過ぎるとすぐ夏の暑い季節がやってきます。
私は暑いのも寒いのも苦手なので春のような陽気が一番好きですが
春はすぐ過ぎ去ってしまうのだろうと思いながら日々を過ごしています。
(編集員:竹石)
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また来月号でお会いしましょう!