☆SUCCESマンスリー☆vol.172 2026年1月号

いよいよ今年もラストスパートですね。
今年でやり残したことを今のうちに片づけようと思います。
忙しい時期ですが、ちょっと一息つく時間も忘れずにいきましょう。
それでは今年最後のメルマガスタートです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/PICK UP!_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
☆静大祭・キャンパスフェスタが開催されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
■編集長からのメッセージ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
AXIES2025札幌(大学ICT推進協議会 年次大会)へ参加してきました。
日時:2025年12月1日~3日 / 場所:札幌コンベンションセンター。
昨年のAXIES2024奈良、AXIES2023名古屋から、いずれも記憶に新しく
あっという間に2年も過ぎたことに驚きます。

AXIESは、情報通信技術(ICT)を利活用した教育・研究・経営の高度化を図り、
我が国における教育・学術研究・文化ならびに産業の発展に寄与することを
理念とする産学の協議会で、現時点で206の大学機関と、
115のICT賛助企業で構成されています。
会場を確保できる都市も限られるほど、年々その規模を増しています。
今回の札幌も天候にも恵まれ、大賑わいの様相でした。

初日朝一の「学術ICT基盤」の口頭発表のセッションで座長を務めました。
「継続的セキュリティ監視に向けた脆弱性調査プロセスの自動化」について
本学に似たサーバ群への情報セキュリティ管理策で参考になりました。
脆弱性診断ツールのWeb APIと学内情報資産のデータベースを連携して、
従来の年2回の診断を継続的な診断の自動化を実現していたが、
本継続診断システムの実装によって、診断は楽になった一方で、
サーバ管理者の負担増が課題であると述べています。

2日目の朝一には「情報セキュリティマネジメント研究部会」の
セッションが行われました。本年度は、信州大学 松村宣顕先生を
中心としたセッションオーガナイズにより4件の発表が行われました。
https://axies.secretari.jp/conf2025/program/organizations
横浜国立大学 志村先生の発表による
「LLMを活用したISMS規格要約とISMS教育コンテンツの作成・評価」
では、特定の属性や行動パターンを持つ仮想の人物像をAIが生成し、
シミュレートする「ペルソナ機能」を利用したISO規格書の要約解説の
評価実験を興味深く拝聴しました。

なるほど、AIに「小学生にも分かるように説明して」など指示したときに、
AIは小学生の知識や思考レベルをシミュレートしている訳ですから、
そのまま複数の人物像を作成して、仮想実験に利用できるということです。
AIの新たな活用方法として、利用価値が高いのではないでしょうか。

ペルソナとは異なりますが、AIの統計に基づく推定も使えます。
本学の規模や現在の管理策を入力して、2要素認証を消失する学生数を
推定させると、1か月あたり平均 50(やや楽観値)~90 人(やや悲観値)でした。
4月は2倍~3倍との推定も含めて、やや楽観値とよく合致しています。
AXIES2025の企業出展ブースは110(内大学出展6)に登り、こちらも過去
最大数ではないかと思います。次回は2026広島、2027九州と聞いています。
今後、開催会場の確保が益々難しくなるのではないかと心配になるほどですが、
このような状況は、まさにAI、DX、ICTの隆盛を物語っているように思います。
(長谷川センター長)

■WWP便り
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
https://wwp.shizuoka.ac.jp
現在のWWPサイトは合計523件です。(直近30日新設サイト:2件)
☆PICK UP!☆
静岡大学工学部 化学バイオ工学科
https://wwp.shizuoka.ac.jp/chem-bio/
静岡大学工学部 化学バイオ工学科のサイトです。
学部に関する新着情報や受賞・表彰などの情報や
教員紹介や入試情報などの学部情報などが記載されています。

■静大TV新着番組
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
日向編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!
◇◇高校生探究・情報コンテスト 2025 静岡大学情報学部
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/258/3248
発表内容をみると、皆さんとても熱心に取り組まれたことがわかります。
発表されたポスターの一部は動画内で見ることができます。

◇◇未来の作曲家はAIか?
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/40/3249
キャンパスフェスタにて行われた講演です。
J-popのような曲は、AIで簡単に作れてしまう時代のようです。
いろいろなAI楽曲が聞ける興味深い講演です。

◇◇童謡・唱歌の歴史と日本の四季
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/40/3250
こちらもキャンパスフェスタにて行われました。
教育学部の先生が、とてもきれいな声で、童謡を何曲も
歌ってくださっています。

■クラウド便り
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は122台です。

■イベント実績
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
◇◇大学ICT推進協議会2025年度年次大会
https://axies.secretari.jp/conf2025/program/organizations
札幌コンベンションセンター
12月1日(月)~3日(水)
2日 9:30~11:00 H会場にて
提案団体名:情報セキュリティマネジメント研究部会
提案責任者:長谷川孝博 静岡大学
企画責任者:松村宣顕 信州大学
発表講演者1:志村 俊也 他(横浜国立大学)
発表講演者2:吉田 直樹(横浜国立大学)
発表講演者3:清水 憲之(日本環境認証機構・JACO)
発表講演者4:松村 宣顕(信州大学)
による研究発表が行われました。
※ 詳しくはURLと冒頭文をご参照ください。

■イベント予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
◇◇ C2-Front 第3回会議
https://www.thers.ac.jp/about/description/c2-fronts/c2-fronts.html
日時:2025年12月11日(木)・12日(金)
会場:三重大学
長谷川センター長と峰野学長補佐が会議に参加します。
今回は、長谷川センター長が静岡大学のDX事例紹介を行います。

◇◇ SS研 2025年度 冬イベント
日時:2025年12月23日(火)
会場:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室
出展:AIをフル活用して開発した”勘の塊”のようなスケジューリングソルバー
出展者:静岡大学 長谷川孝博・伊藤賢
長谷川センター長と伊藤賢さん(博士後期課程)がAIを活用して開発した
ヒューリスティックなアルゴリズムによるスケジューリングソルバーを出展します。

■教員近況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
◇◇水野 信也 客員教授
今年に入ってから、松と榊の苗をそれぞれ数本ずつ購入し、
庭や畑のいくつかの場所に植えて育てています。
半年が過ぎましたが、松のほうはまだあまり大きくならず、
成長を気長に待とうと思っています。
一方で、榊は全体的に順調に大きくなっており、今度のお正月には、
その中から神棚に飾れるものを選べそうです。
どの木もこの暑い夏を乗り切り、元気に育ってくれていますが、
1本1本の育ち方には個性があり、観察しているとさまざまな気づきがあります。
植えた場所もいくつかあり、場所ごとに土や日当たりが異なるため、
育ち方にも違いが出てきます。
教育とよく似ていて、環境や育て方によって個性が形づくられていくように
感じます。
10年後を楽しみに、これからもじっくりと育てていこうと思います。

◇◇山崎 國弘 客員教授
9月に香川大学で開催された
第29回学術情報処理研究集会(CACN)に参加で40年ぶりに高松市を訪問しました。
40年前は宇高連絡船(ホーバークラフト)で、
今回はマリンライナーで瀬戸内海の景色を見ながら四国につきました。
高松駅はヨーロッパの大きな駅でみられる頭端式ホーム(行き止まりのホーム)で、
浜松駅や静岡駅とは雰囲気が異なります。
四国各地に向かう特急電車を見るだけでも旅行気分を満喫できます。
AXIESのように大規模な大会では複数セッションが同時に実施されるため、
参加する内容が偏りがちですが1つの会場で研究発表が行われるCACNは
多種多様な発表を聞けることが魅力だと思います。
更に今年は企業展示コーナーの参加企業が多く
各社の製品動向などをお聞きし大変勉強になりました。

◇◇永田 正樹 副センター長
水野先生の近況にて、松と榊をそれぞれ育てていると拝見しました。
実は永田も竹を栽培しようと以前考えたことがあります。
というのも、永田が使用している和笛は竹から作るのですが、
笛に適した竹がなかなか見つからず、竹探しに苦労しています。
なので、自分で栽培してみようか、と考えたことがあったのですが
未だ実行できていません。ちなみに笛には「女竹(めだけ)」という
種類の竹を使うのですが、女竹のたけのこは美味しいらしいので、
笛の材料も採れて、たけのこも採れて一石二鳥です。栽培を検討します。(つづく)

■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
1年の終わりが近いからか、
ふとしたことでの焦りや不安で落ち着きません。
加えて、インフルエンザなども流行していますが、
心身を大きく崩すことなく、年を越したいです。
来年もよろしくお願いいたします。
(編集員:鮫島)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
また来月号でお会いしましょう!



その他の記事も是非お読みください!