昨年は本メルマガをご愛読頂き、ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
寒い日が続いておりますが、体調にお気を付けください。
それでは、本年最初のメルマガをお届けいたします。
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☆静大祭・キャンパスフェスタ・テクノフェスタ動画を静大TVで公開しています。
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■編集長からのメッセージ
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本年もよろしくお願いします。本年最初のメールマガジンということで、
2025年の情報セキュリティ関連を振り返りたいと思います。
ISO(ISMS、SMS)サーベイランス審査を昨年10月に終えて、
昨年の情報セキュリティ情勢を俯瞰すると、「何が起きたか」より、
「何が続いているか」に注目しました。
まず、ランサムウェアです。IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2025」でも、
組織向け脅威の筆頭に挙げられており、10年連続で取り上げられていること
自体が、一過性の対策では終わらない現実を示しています。
昨今のランサムウェア関連の論点は、感染の有無以上に
「復旧にどれだけ時間がかかるか」です。バックアップがあっても戻せない、
戻した瞬間に再暗号化される、復旧作業が属人化していて手が止まるなどです。
大学のように、教育・研究・事務の多様なシステムが混在する組織ほど、
“復旧の設計”が品質を左右します。
次に、フィッシングとアカウント侵害です。
フィッシング対策協議会のレポートでは、フィッシング報告件数が
増加傾向にあることや、不正送金被害が高水準で推移している旨が
まとめられています。ID・パスワードだけで守る前提はすでに崩れており、
多要素認証があっても「承認疲れ」や「偽サイト誘導」など、
運用の隙を突かれます。結果として、技術対策と同じくらい、
利用者への周知・訓練を“継続的に回す仕組み”が重要になりました。
そして意外に重いのが、ヒューマンエラーです。
個人情報保護委員会の年次報告(令和6年度)では、
情報漏えい等の原因として誤送付・誤交付・誤廃棄が大きな割合を
占めたとされています。 これは「攻撃者が巧妙化した」という話とは別に、
業務の複雑化・スピード化で、ミスが起きやすい土壌が広がっていることの
裏返しだと思います。便利な共有、簡単な外部送信、委託先とのデータ共有など、
効率化は進みましたが、同時に“取り返しのつかない一手”も増えました。
以上の事例を咀嚼すると、境界がより曖昧になった、と感じます。
学内外、オンプレとクラウド、正規と不正、委託先と自組織など、
境界が薄れるほど、対策も「境界で守る」から「資産を把握し、最小権限で、
ログで追える」へ寄っていきます。結局のところ、派手な新施策よりも、
①資産管理(何を守るかを言える状態)、②認証(強い本人確認と
乗っ取り前提の設計)、③バックアップ+復旧訓練(戻せることの実証)、
④委託先管理(契約と運用の一致)、⑤教育・訓練(年1回で終わらせない)
など、これら“地味な基礎”を淡々と回せた組織が強い、と感じます。
特にランサムウェアに関する被害は教育機関で散見されるため、
バックアップ復旧訓練は重要課題として取り組んで参ります。
(永田副センター長)
■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
現在のWWPサイトは合計526件です。(直近30日新設サイト:3件)
☆PICK UP!☆
静岡大学 地域創造教育センター
https://wwp.shizuoka.ac.jp/education-center/
地域社会との教育連携を強く意識し、様々な事業に取り組まれており、
公開講座や市民開放授業の申し込み受付も行われています。
ご興味を持たれたら、是非HPをご覧ください。
■静大TV新着番組
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松野編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!
◇◇静岡大学ピアノサークルコンサート 静岡大学テクノフェスタ2025
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/418/3251
◇◇静岡大学ピアノとウェルビーイング研究所 トークコンサート
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/405/3254
テクノフェスタ、浜松キャンパス佐鳴会館にて
静岡大学ピアノサークルと静岡大学ピアノとウェルビーイング研究所が
合同で開催した演奏会の第一部と第二部なっております。
ピアノが奏でる美しい旋律を、ぜひお聞きください。
◇◇【DIGEST】静岡大学アジアブリッジプログラム10周年記念式典 産学官交流会
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/278/3252
静岡大学アジアブリッジプログラム10周年記念式典の中で
本プログラムに参加されていたOB・OGの方へのインタビューシーンが
あります。本学に留学を検討している方や興味をお持ちの方は
一度ご覧になってみて下さい。
■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は122台です。
■イベント実績
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◇◇ C2-Front 第3回会議
https://www.thers.ac.jp/about/description/c2-fronts/c2-fronts.html
日時:2025年12月11日(木)・12日(金)
会場:三重大学
長谷川センター長と峰野学長補佐が会議に参加しました。
今回は、長谷川センター長が静岡大学のDX事例紹介を行いました。
◇◇ SS研 2025年度 冬イベント
日時:2025年12月23日(火)
会場:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室
出展:AIをフル活用して開発した”勘の塊”のようなスケジューリングソルバー
出展者:静岡大学 長谷川孝博・伊藤賢
長谷川センター長と伊藤賢さん(博士後期課程)が
AIを活用して開発したヒューリスティックなアルゴリズムによる
スケジューリングソルバーを出展しました。
■教員近況
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◇◇山田 宏昭 客員教授
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
時代の流れによって、世間のお正月の過ごし方が変わってきていますが、
我が家も例外ではありません。タイパ重視でおせち料理を作ることもなくなり、
SNSにより年賀状も少なくなりました。
また、少子高齢化により親戚が一同に集う機会もなくなりました。
変わらないのは、初詣とお年玉です。
初詣は、わざわざ人込みの中を出かけるのは非効率なはずですが、
ここは気持ちの切り替えの重要なイベントとして、欠かせないものなのでしょう。
お年玉は、キャッシュレス決裁サービスで渡す家庭が増えてきている
とのことですが、いまだ変わらずの現金主義です。
お金の重要性を認識してほしいから、、を、無意識に感じているからの
行動なのかもしれません。
ITやAIにより、効率性が重視させる世の中ですが、
人が人として生きるために変わらないもの・変えるべきものでないものは、
変わらずにいたいものです。
◇◇塩崎 雅基 客員教授
冬も本格的になってまいりました。
年の瀬は毎年、100年続く実家の農家で餅つきが行われます。
幼少期から、杵を持ち、日の出に向かって餅をつくことが
一年を締めくくる大切な行事でした。長年餅つきを主導していた祖母も亡くなり、
現在は若手が試行錯誤しながら手探りで作業を進めています。
近年は、イベントをより楽しむために工夫を重ね、
炭火焼ピザやバームクーヘン、BBQなど、餅つき以上に副産物が充実しています。
親戚一同が集まる貴重な機会でもあり、毎年大量のカロリーとともに
年末を迎えています。今年は新たに「たい焼き」も加わる予定です。
◇◇長谷川 孝博 センター長
正月を挟んでも日常が単調すぎて近況報告には困っています。
これを近況の変化といってよいか分かりませんが、いや恐らく違うでしょうけど、
年末にAIチャットのプラットフォームを追加で契約してみたところ
その進化が素晴らし過ぎました。
ひとつ課題を抱えていたのですが、正月明けには解決していました。
AIによるプログラムソースコードの出力率は99.99%と言ってよいでしょう。
いくらAIを活用したとしても、プログラミングの素養のようなものは
必要だろうと考えていましたが、これからはソフトウェアのデザイン力があれば
プログラミングの素養はかぎりなく不要になっていくように思いました。
Webサイトがはやり始めたころはHTMLのタグをこぞって勉強したものですが、
今ではそんなことをする人はいません。
AIによるひとつのパラダイムシフトとして、プログラミングの素養すらも
これからはその意義が薄れていくように感じました。
そんなこんなで、いつもの単調な正月を
現実離れした世界にいるような感覚で過ごすことができました。
■編集後記
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新年を迎え、キャンパスにも清々しい空気が広がっています。
年末年始はみなさまも心身をリフレッシュする
貴重な時間になったのではないでしょうか。
1月は寒さが一段と厳しくなる時期です。
冬ならではの景色に魅了される一方で、
体調管理の重要性を改めて感じています。皆さまもどうぞご自愛ください。
(編集員:竹石)
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また来月号でお会いしましょう!