この4月より「野生生物と社会」学会の副会長に就任しました。任期は3年間です。野生生物と言っても、いわゆる鳥獣に関わるテーマだけではありません。植物や魚類(漁業は野生生物を捕獲する産業でもある)なども含みますので、資源管理や自然再生事業、観光マネジメントなど多様なテーマが扱われる学会です。日本はこれから人口減少社会を迎え、気候変動の影響も顕在化してくるでしょう。そうした社会と自然の両方の変動期である「人新世」において、野生生物と社会がどのような関係性を構築するのが望ましいのか。そのために何をすることができるのか。そうしたことについて、自分の研究はもちろんですが、学会経営を通じて新しい展開を目指せればと思います。
※写真は先日調査で訪れた若狭町。ちょうど桜も満開で春らしい陽気でした。