井川の柚子を収穫しました

2024.1.9

現在、静岡市との共同研究で、南アルプスユネスコエコパーク10周年の記念事業にむけて、南アルプス地区の植物から酵母を単離し、また酵母を用いた発酵製品の開発を行っています。

その一つが南アルプス発酵シロップです。シロップのフレーバーに井川の柚子を入れることを企画したのですが、そのための柚子をどうしようと思っているうちに1月になってしまいました。

思い余って小河内の望月さんに連絡すると、木になっている柚子を収穫に来ないかというお返事。そして早い方がいいということで、農学部の教職員2名で井川に行くことにしました。

1月の始めですが、まだこの冬は雪がなく道路規制も少なく、普通タイヤの軽自動車で行くことができました。望月さんご夫妻のお宅に到着すると待ってましたとばかりに、準備が始まり、柚子狩りに出発です。

柚子の木は、斜面の上にあり、からみつく草をかきわけて斜面を登ります。大きな木です。たくさんなっていますが、枝にバラのとげの数倍ほどの大きいとげがあり、これは刺さるとなかなか痛いというか、血が出ます。このとげを慎重に避けながら、枝から柚子を切り取ります。地域の若手の方2名が応援にきてくれ、望月さんと一緒に、梯子と電ノコを、斜面をあがって持ってきてくれ、大きな枝を切り落としてくださいました。そして、皆さんの協力のもと、小一時間ほどで、段ボール箱2個分の柚子を収穫できました。

そのあと、望月家で楽しいランチタイムを過ごさせていただき、大学に戻りました。ご馳走になったおでんのジャガイモと、手作りキムチは、忘れられない味の一つになりました。ありがとうございました!

商品の開発は我々にとって未開の部分であり、どうなるかわからない部分もありますが、井川の方のご厚意でたくさんの柚子を使わせていただくことになり、商品の開発に背中を押された気持ちになりました。

 

下記、静岡大学・発酵とサステナブルな地域社会研究所のHPでも、写真を交えて紹介しています!

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