静岡大学では、労働安全衛生法に基づき各事業場ごとに安全衛生管理体制が敷かれています。
安全衛生を専門に行う部門として「安全衛生センター」が置かれ、各部署と連携しながら、定期巡視、 事故時の対応や事故情報の収集、事故の再発防止策の検討、化学物質管理、高圧ガス管理、実験系廃棄物管理、そして安全衛生に関する教育などを行っています。
さらに教職員及び学生その他の安全の確保、健康の保持増進を図るために必要な施策の企画、立案、実施を目的として設置されています。
安全衛生センターは大学内での「安全」を第一に、安全について4つの心構えを基本に活動しています。
1.環境整備
建物や部屋の内外の環境を安全面から点検し、キャンパスの整備・設計計画においても、いっそう安全性を基調とした発想が望まれる。すべての構成員に対して安全への心構えを周知徹底するためにその指導と学習を強化するための機会がもてるように配慮することが必要である。
2.自己管理
構成員は、安全は自ら確保するものであることを自覚し、常に最適な判断と行動を可能にするため、自らの健康には日頃から細心の注意を払い、心身の良好な状態が維持できるように努める。また、事故の予防に労を惜しんではならない。
3.安全確保
与えられた環境で起こりえる事故・災害を防止する体制を設備し、作業は綿密な計画に基づいて実施する。適切な作業衣・防具を着用するともに、正しい手順に従い作業する。作業中の異常や危険をいち早く察知し、対処できるような状態で作業に当たることが肝要である。
4.事故対策
万一の事故・災害に対して機敏な対応行動がとれるよう、情報の伝達方法や応急処置等を理解しておく。事故による被害を最小限に止めるため、事故に対する正しい応急処置と連絡体制を理解するとともに、災害保障制度を積極的に活用することが望まれる。