研究室概要

研究

当研究室では光と物質の相互作用を研究する“光物性物理学”という分野の研究をしています。特に当研究室では、光閉じ込め構造と有機半導体結晶を組み合わせることで新奇な量子光学的現象を発現させる試みを行っています。

 

構成員

毎年度、当研究室の学生は4年生3~4名、修士1年生及び2年生ともそれぞれ1~2名(多くは2名)在籍しています。院生が毎年度3~4名在籍しているため、4年生はわからないことがあればすぐに教えてもらえる環境で研究を進めることができます。活発に研究に取り組んでくれています。

 

ゼミ

毎週2回のゼミを行っています。4年生による「輪講ゼミ」と、全員で行う「論文紹介・実験報告ゼミ」です。「輪講ゼミ」では光物性や量子光学の基礎的なテキストをみんなで読み進めていきます。「論文紹介・実験報告ゼミ」は隔週で「論文紹介」と「実験報告」を行います。「論文紹介」は全員が半期に一度担当し、自分の研究に関連する英語の論文を探しプロジェクターで発表します。また「実験報告」では全員が実験の進捗状況をプロジェクターで報告します。

 

学会

院生は積極的に学会で発表してくれています。光物性研究会、日本物理学会、応用物理学会への参加が主です。

 

実験・工作・計算

当研究室では研究を最初から最後までほぼ自前で行っています。装置は様々な光学素子などのパーツを組み合わせ自作しています。時には自分で金属加工(フライス盤)でパーツを作製し、また簡単な理論計算もプログラムを自作して進めています。

 

就職

当研究室に所属する院生は、主に製造業、特に光関連企業への就職が大変多いです。光を取り扱う経験や基礎物理の論理的思考を有していることが評価されて、中には企業の研究所へ配属される例もいくつかあります。

院生の主な就職先:株式会社フジクラ、株式会社小糸製作所、明星電気株式会社、NECプラットフォームズ株式会社、ローム株式会社、オリンパス株式会社(株式会社エビデント)、三栄ハイテックス株式会社、東芝メモリ株式会社(キオクシア株式会社)、株式会社ミネベアミツミ、気象庁、Western Digital Technologies GK