准教授 仙石哲也 Tetsuya Sengoku
静岡大学 浜松キャンパス
(教員室)工学部4号館409号室
(実験室)工学部4号館411号室
Tel & Fax: 053-478-1197
E-mail: sengoku.tetsuya[at]shizuoka.ac.jp
>研究室HP >静大DB >Researchmap >ORCiD
研究キーワード
有機合成化学 / 天然物化学 / 生物活性物質 / 炭素ラジカル / 可視光 / 不斉触媒
研究内容
1)生物活性コア構築法開発と合成利用
天然から得られる生物活性分子には、共通の骨格をもつものが多数存在します。我々は、それら骨格の簡便な構築方法や変換方法の開発を行っています。開発した手法を用いて、これまでに、抗真菌活性や抗マラリア活性、抗腫瘍活性を示す生物活性物質の合成に成功しています。
2)可視光を利用する有機分子変換
従来の有機合成は、熱エネルギーによるイオン反応が中心となっています。我々は光の尖端都市を目指す浜松から、可視光エネルギーを利用するラジカル反応を開発し、持続可能な有機合成化学への変革に貢献することを目指しています。これまでに、生物活性分子の合成にも利用可能なイオン反応用合成素子に対して、青色光により活性化された有機低分子を鍵物質として作用させる新たな炭素ラジカル発生法の開発に成功しています。
3)有機反応を利用する生物活性天然物探索ツールの開発
生物活性を示す分子骨格と選択的に反応する有機反応を利用して、天然資源中の多数の有機物の中から生物活性天然物を見つけ出す手法の開発を行っています。これまでに、独自の炭素ラジカル発生法を応用し、メチレンラクトンを蛍光基でラベル化することに成功しています。