論文採択

近田が第一著者および責任著者として投稿した論文”Compatibility of tritium permeation barrier coatings with ceramic breeder pebbles “が、Corrosion Science誌にacceptされました。この論文の内容は、核融合炉ブランケットで使われることが検討されている機能性セラミックス被覆と固体トリチウム増殖材微小球がどのように反応するのか明らかにしたもので、大学間協定校のドイツ・カールスルーエ工科大学との共同研究で主に進められました。また、試料の分析にはドイツのユーリッヒ研究センターにも大変お世話になりました。実験結果をまとめて論文にするまで3年程度かかったので、やっと公開できてよかったです。

プラズマ・核融合学会年会で成果発表

12月1日~4日の日程でオンライン開催されたプラズマ・核融合学会第37回年会で、M2遠藤さん、M2赤星さん、M2中澤くんが口頭発表を行いました。修了前の最後の学会発表ということで、これまでの経験が活きたさすがの出来だったと思います。
講演番号と題目は以下のとおりです。

1Dp01 遠藤(M2)
「有機金属分解法で作製したイットリア安定化ジルコニア被覆の作製と特性評価」

1Dp03 赤星(M2)
「液体リチウム鉛回転流動場における機能性セラミックス被覆の共存性試験」

1Dp06 中澤(M2)
「ガンマ線照射と同位体交換反応によるセラミック被覆からのトリチウムの除去」

APSOT-3で成果発表

11月3~6日の日程で富山大学とオンライン併用で開催された3rd Asia-Pacific Symposium on Tritium Science(APSOT-3)で、近田とM2赤星さんが口頭発表を行いました。また、実験で来ていたM2中澤くんも部分的に参加しました。
講演番号と題目は以下のとおりです。

O-21 近田
“Deuterium permeation through reduced activation ferritic steel F82H after exposure to high pressure water”

O-22 赤星(M2)
“The effect of corrosion by liquid lithium-lead on deuterium permeation through ceramic multi-layer coating”

赤星さんの発表はとても堂々としており、他大の先生も褒めていました。また、質問をたくさんいただき、オンラインでの難しさもあったものの、とても勉強になったと思います。

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