論文採択

学術研究員のKhiemさんが第一著者、近田が責任著者として投稿した論文”Fabrication and characterization of zirconium oxide coating on tubular steel by metal organic decomposition”が、Journal of Nuclear Materials誌にacceptされました!

この研究は、核融合炉ブランケットでの使用が検討されている機能性被覆の実用化に向けて、酸化ジルコニウム被覆を管材内面に成膜し、各種特性評価を行ったもので、核融合科学研究所とドイツのユーリッヒ研究センターとの共同研究による成果です。Khiemさんが来日してから約3年間、静岡で取り組んできた研究内容の集大成といえるもので、この3月で学術研究員の任期を終えるKhiemさんの研究成果が出てとてもうれしく思います。

研究室10周年記念パーティ

3月2日に、研究室の設立10周年記念パーティを開きました!北は山形県から、西は愛媛県から駆けつけてくれ、ほぼ全員の卒業生と現役生が参加してくれました。

2014年の立ち上げから早10年、様々なことがありました。特に後半の5年は、コロナ禍など、時代の変化とともに研究室のあり方も変わったり、一方で外国人研究員や留学生が増えて国際色が豊かになったことが印象的でした。

支えてくれたこれまでの学生に感謝の気持ちを込めてパーティを開いたものの、逆にたくさんのお土産や記念品をいただいてしまいました。研究室を運営してきた10年の重みと喜びを感じた時間でした。

次は5年後の15周年。近田研究室のさらなる発展に向けて、学生と楽しく一所懸命に進んでいきたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

論文採択

D2のLai Laiさんが第一著者、卒業生の法月くんが第二著者、近田が責任著者として投稿した論文”Deuterium permeation and lithium‑lead corrosion behaviors of ceramic‑iron joint coating”が、Surface & Coatings Technology誌にacceptされ、すでにオンライン公開されました!

この研究は、核融合炉ブランケットの過酷な環境で使用が検討されている機能性被覆の性能と信頼性を高めるために、防食層となる鉄箔をセラミックス被覆上に接合する技術について検討したもので、核融合科学研究所との共同研究の成果です。同誌にAnti-corrosion Coatingsという特別号が発行されることを知り、論文の投稿に至りました。

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