博士課程1年の中村君が執筆した、Flavobacterium johnsoniae 由来 糖質加水分解酵素ファミリー65(GH65)α-1,2-グルコシダーゼの機能解析の論文が Journal of Biological Chemistry にアクセプトされ、オンライン公開されました!
細菌由来GH65酵素としては、初めての加水分解酵素の発見であり、GH65の加水分解酵素として初めての結晶構造の報告となります。コージビオースというグルコース2分子がα-1,2結合でつながった珍しいオリゴ糖を特異的に加水分解します。
中村君とM1の倉田君が関わっただけでなく、酵素の基質となる糖質を調製するため、新潟大・中井先生と仁平先生(現・新潟工科大)、山梨大・舟根先生との共同研究となっています。
題名:Structure of a bacterial α-1,2-glucosidase defines mechanisms of hydrolysis and substrate specificity in GH65 family hydrolases
著者名:Shuntaro Nakamura, Takanori Nihira, Rikuya Kurata, Hiroyuki Nakai, Kazumi Funane, Enoch Y. Park, Takatsugu Miyazaki*
URL:https://doi.org/10.1016/j.jbc.2021.101366
Open Accessなので、誰でも無料で読めます!
以下、中村君のコメントです。
「憧れのJBCに論文を出すことができて非常に嬉しいです。
本研究を論文にできたのは宮崎先生を始め共同研究者のご協力やご助言のおかげだと思います。
これからも楽しみながら、たくさん実験し、研究の世界に深く潜っていきたいと思います。」