竹本 裕之(たけもと ひろゆき)
TAKEMOTO Hiroyuki, PhD
平成22(2010)年3月 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。京都大学生態学研究センター博士研究員などを経て,現在,静岡大学静岡共同利用機器センター 技術専門職員。共同利用施設における教育研究支援、動物(昆虫)の学習行動に関わる教育・研究を行っています。
専門分野 Area of Expertise
化学生態学 Chemical Ecology,動物‐植物相互作用 Animal-Plant Interaction,昆虫行動学 Insect Behavior,環境心理学 Ecopsychology
生き物の気持ちをわかること
生き物はごく自然に世界や他者と関わりあって生きています。動物の親は子を守り,小さな昆虫は広大な野原で食べ物を見つけ出します。そのような生き物の行動は,どのように世界を認識することで可能になっているのでしょうか。彼らも我々と同じように他者と関わり自己を認識しているのでしょうか。そして私がそのように他者である生き物の捉えた世界について考えるとはどういうことで,私や人間の社会に何をもたらすのでしょうか。そのような問いへの答えを研究や実践を通して探していきたいと思っています。
業績 Acheivements
論文など | 講演など | 学習教材など | researchmapリンク
論文など Publications
- 研修報告:外部連携発展のための協働マインド研修
竹本裕之
静岡大学技術報告 29 2025年掲載決定 - 匂い・香りの機器分析と統合的データ解析
竹本裕之
名古屋工業大学技術報告集 26 2025年掲載決定 - 生物への同一化を通した環境学習プラグラム参加者における超個的自己認識構造
竹本裕之
放送大学静岡学習センター同窓会会報「こうりゅう」 2024年 - Multinuclear coordination compounds constructed by bis-imidazole and azide ligands. Creation of new network structures and an M2L4 cage that includes two anions
Shiori Koike, Katsunori Yamanishi, Kanoko Watanabe, Hiroyuki Takemoto, Mitsuru Kondo
Chemistry Letters 53(4) 2024年3月29日 査読有り - LED誘起蛍光法による植物葉とミドリムシの光合成活性の測定
増田 健二, 竹本 裕之
静岡大学技術報告 28 33-38 2023年3月1日 - 中高生の探究活動をどのように支援すればいいのか : 事例報告に基づく検討
竹本 裕之
静岡大学技術報告 28 29-32 2023年3月1日 - 匂いを使った昆虫の餌探索を疑似体験する環境学習プログラム : 他の生き物に「なってみる」とはどういうことか
竹本,裕之
静岡大学技術報告 27 25-30 2022年3月1日 - Sleep contributes to preference for novel food odours in Drosophila melanogaster
Scientific Reports 11(1) 9395 2021年4月30日 査読有り責任著者
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日本科学教育学会年会論文集 45 551-554 2021年
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Arthropod-Plant Interactions 14(4) 433-440 2020年8月 査読有り責任著者
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Access Microbiology 2(7A) 2020年7月1日
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Metabolic comparison of aerial and submerged mycelia formed in the liquid surface culture of Cordyceps militaris.
Suparmin A, Kato T, Takemoto H, Park EY
MicrobiologyOpen e836 e836 2019年3月 査読有り - 1-Octen-3-ol Is Formed from Its Glycoside during Processing of Soybean [ Glycine max (L.) Merr.] Seeds
Kenji Matsui, Hiroyuki Takemoto, Takao Koeduka, Toshiyuki Ohnishi
Journal of Agricultural and Food Chemistry 66(28) 7409-7416 2018年7月18日 査読有り - 虫の気持ちをわかること
竹本 裕之
ひと・健康・未来 12 36-37 2017年 - Cross-modal effect of natal habitat experience increases receptivity to non-natal habitat cues in generalist parasitic wasps
Hiroyuki Takemoto
ARTHROPOD-PLANT INTERACTIONS 10(4) 303-310 2016年8月 査読有り責任著者 - 寄主に食害された植物が放出する揮発性物質に対する寄生蜂の特異的応答 : 単一化合物かブレンドか
高林 純示, 仲島 義貴, 竹本 裕之
植物防疫 70(6) 366-370,図巻頭1p 2016年6月 - Characteristic Fluctuations in Glycosidically Bound Volatiles during Tea Processing and Identification of Their Unstable Derivatives
Jilai Cui, Tsuyoshi Katsuno, Kojiro Totsuka, Toshiyuki Ohnishi, Hiroyuki Takemoto, Nobuyuki Mase, Mitsuo Toda, Tetsuo Narumi, Kohei Sato, Testuaki Matsuo …
JOURNAL OF AGRICULTURAL AND FOOD CHEMISTRY 64(5) 1151-1157 2016年2月 査読有り - Self-assembled construction of a sheet-type coordination polymer bearing cationic M2L4 cages: creation of channel-like space for removal of ClO4- and NO3- from aqueous solutions
DALTON TRANSACTIONS 45(3) 894-898 2016年 査読有り
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Parasitic Wasps Aphidius ervi are More Attracted to a Blend of Host-Induced Plant Volatiles than to the Independent Compounds
Hiroyuki Takemoto, Junji Takabayashi
JOURNAL OF CHEMICAL ECOLOGY 41(9) 801-807 2015年9月 査読有り - Host Plant Volatiles and the Sexual Reproduction of the Potato Aphid, Macrosiphum euphorbiae.
Hurley J, Takemoto H, Takabayashi J, McNeil JN
Insects 5(4) 783-792 2014年10月 査読有り - Characterization of flower-inducing compound in Lemna paucicostata exposed to drought stress
Ariaki Murata, Ryota Akaike, Tatsuya Kawahashi, Ryo Tsuchiya, Hiroyuki Takemoto, Toshiyuki Ohnishi, Yasushi Todoroki, Nobuyuki Mase, Mineyuki Yokoyama, Kazuteru Takagi …
TETRAHEDRON 70(33) 4969-4976 2014年8月 査読有り - 部門研修報告 : プログラミングによる実験機器制御の基礎
竹本 裕之
静岡大学技術報告 20 69-70 2014年 - Previous infestation of pea aphids Acyrthosiphon pisum on broad bean plants resulted in the increased performance of conspecific nymphs on the plants
JOURNAL OF PLANT INTERACTIONS 8(4) 370-374 2013年12月 査読有り
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Two-step learning involved in acquiring olfactory preferences for plant volatiles by parasitic waspsANIMAL BEHAVIOUR 83(6) 1491-1496 2012年6月 査読有り
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Exogenous application of liquid diet, previously fed upon by pea aphids Acyrthosiphon pisum (Harris), to broad bean leaves induces volatiles attractive to the specialist parasitic wasp Aphidius ervi (Haliday)
Hiroyuki Takemoto, Junji Takabayashi
JOURNAL OF PLANT INTERACTIONS 7(1) 78-83 2012年 査読有り -
多変量解析を用いた機器分析データの処理方法 : 質量分析によるメタボロミクスと植物の「におい」表現
竹本 裕之
静岡大学技術報告 18 7-10 2012年 -
植物が生産する防衛物質の経時的分析による植物の自己防衛メカニズムの解明
竹本 裕之
静岡大学技術報告 18 78-78 2012年 -
Learning of plant volatiles by aphid parasitoids: timing to learn
Hiroyuki Takemoto, Yooichi Kainoh, Junji Takabayashi
JOURNAL OF PLANT INTERACTIONS 6(2-3) 137-140 2011年 査読有り -
エコロジカルボラタイルが作り出す生物間相互作用・情報ネットワーク(<特集>エコロジカルボラタイル-生き物を結びつける目に見えない絆)
竹本 裕之, 米谷 衣代, 高林 純示
植物の生長調節 46(1) 37-44 2011年5月31日 - 三者系における天敵の学習 (特集 昆虫と植物をめぐる三者系)
戒能 洋一, 竹本 裕之
昆虫と自然 46(2) 9-13,図巻頭1p 2011年2月 - 電界脱離イオン化法を用いた有機化合物の精密質量測定
竹本 裕之
技術報告 17 33-36 2011年 - Extractives of Quercus crispula sapwood infected by the pathogenic fungi Raffaelea quercivora I: comparison of sapwood extractives from noninfected and infected samples
Kayoko Imai, Tohru Mitsunaga, Hiroyuki Takemoto, Toshihiro Yamada, Shin-ichiro Ito, Hideo OhashiJOURNAL OF WOOD SCIENCE 55(2) 126-132 2009年4月 査読有り -
APPLIED ENTOMOLOGY AND ZOOLOGY 44(1) 23-28 2009年2月 査読有り
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JOURNAL OF WOOD SCIENCE 64(4) 463 2008年8月 査読有り
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植物の生長調節 43(Supplement) 74 2008年10月6日
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JOURNAL OF FOREST RESEARCH 13(2) 122-126 2008年4月 査読有り
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中部森林研究 (55) 59-62 2007年4月
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中部森林研究 (53) 117-118 2005年3月
講演など Presentations
- 匂い・香りの機器分析と統合的データ解析
竹本裕之
名古屋工業大学技術フォーラム 2024年9月27日 -
日本環境教育学会第35回大会 2024年8月31日
- 生物への同一化を通した環境学習プラグラム参加者における超個的自己認識構造
竹本裕之
放送大学静岡学習センター研究報告会 2024年5月25日 - 中高生における他の生物へのポジショニングを通した環境学習の試み:なりきり作文を用いた検討
竹本裕之
日本環境教育学会第34回年次大会 2023年8月26日 - LED誘起蛍光法による植物葉とミドリムシの光合成活性の測定
第28回静岡大学技術報告会 2022年12月27日
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第28回静岡大学技術報告会 2022年12月27日
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第27回静岡大学技術報告会 2021年12月23日
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日本科学教育学会 2021年8月20日
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Unrewarding experience modulates olfactory responses to novel host-searching cues in parasitic waspsThe 58th Annual Conference of the Animal Behavior Society (ABS 2021 virtual meeting)
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日本生物物理学会第58回大会 2020年9月16日
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The 57th Annual Conference of the Animal Behavior Society (ABS 2020 virtual meeting) 2020年7月28日
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静岡理工科大学第38回機器分析講座 2019年3月 招待有り
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静岡大学グリーンサイエンスカフェin 浜松 2018年10月
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the 4th International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University 2018年3月 招待有り
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日本動物行動学会第36回大会 2017年8月
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the 33rd Annual meeting of International Society of Chemical Ecology. 2017年8月
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日本応用動物昆虫学会第61回大会 2017年3月
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日本応用動物昆虫学会第59回大会. 2015年3月
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日本応用動物昆虫学会第59回大会 2015年3月
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日本応用動物昆虫学会第58回大会 2014年3月
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第14回 静岡ライフサイエンスシンポジウム 2013年3月
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第18回静岡大学技術報告会 2012年12月
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the International symposium of the JSPS Core-to Core Project “from Genome to Ecosystem” 2012年10月
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第55回静岡県生命科学若手フォーラム 2012年7月
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日本生態学会第60回大会 2012年3月
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サイエンスカフェ 静岡市立高校 2012年2月
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第17回静岡大学技術報告会 2011年12月
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The 5th International symposium of the Biodiversity Global COE Project “from Genome to Ecosystem”. 2011年7月
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日本応用動物昆虫学会第55回大会 2011年3月
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26th Annual meeting of International Society of Chemical Ecology 2010年10月
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the International symposium of the JSPS Core-to Core Project “from Genome to Ecosystem”. 2010年10月
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The 4th International symposium of the Biodiversity Global COE Project “from Genome to Ecosystem” 2010年9月
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京都大学理学研究科ウェルカムレクチャー 2010年4月
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日本応用動物昆虫学会第54回大会 2010年3月
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International symposium of the JSPS Core-to Core Project “from Genome to Ecosystem”. 2009年12月
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“the 1st International symposium on Ecological Volatiles” 2009年7月
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The 3rd International symposium of the Biodiversity Global COE Project “from Genome to Ecosystem”. 2009年7月
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日本応用動物昆虫学会第53回大会 2009年3月
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The 2nd international symposium of the Biodiversity Global COE Project “from Genome to Ecosystem” 2008年11月
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日本植物化学調節学会第43回大会 2008年10月
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日本応用動物昆虫学会第52回大会 2008年3月
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日本応用動物昆虫学会第52回大会 2008年3月
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The 1st international symposium of the Biodiversity Global COE Project “from Genome to Ecosystem”, 2008年3月
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4th Asia-Pacific Conference on Chemical Ecology 2007年9月
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日本森林学会第118回大会 2007年4月
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日本応用動物昆虫学会第51回大会 2007年3月
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XXII International Conference on Polyphenols 2004年8月
-
IUFRO Forest Insect Population Dynamics and Host Influences 2003年9月
-
日本森林学会中部支部会第55回大会
学習教材など Learning materials
- 探究学習「ショウジョウバエによる嗅覚選好性試験 ver. 2 シャーレ実験の自動撮影」 2024年7月25日
- 探究学習「ミールワームの血液採集と血中代謝物のGC/MS分析」2024年7月29日
- 探究学習「サンドイッチ法によるマツ生葉のアレロパシー効果測定 ver. 2 化合物編」 2024年7月30日
- 探究学習「イシクラゲ施肥土壌の全窒素・可給態窒素の定量」 2024年7月31日
- 探究学習「真性粘菌による餌選択実験 ver. 2 多項選択実験の自動撮影」 2024年8月1日
- 機器分析実習「蛍光分光光度計の測定理論と研究利用法、操作マニュアル」2023年
- 機器分析実習「紫外可視分光光度計の測定理論と研究利用法、操作マニュアル」2023年
- 探究学習「みその栄養成分と呈味成分の一斉分析」 2023年
- 探究学習「食品の抗酸化活性測定(SOD法)」2023年
- 探究学習「食品の抗酸化活性測定(DPPH法)」2023年
- 探究学習「ミールワームによるプラスチック分解実験」 2023年
- 探究学習「選択培地によるアルカリ化微生物の探索法」 2023年
- 探究学習「イシクラゲのコロニー形成過程の観察」 2023年
- 探究学習「サンドイッチ法による松葉のアレロパシー測定」 2023年
- 探究学習「コオロギの匂い学習実験」 2023年
- 探究学習「真性粘菌による餌選択実験」 2022年
- 探究学習「Raspberry pi を用いた自動インターバル撮影法」 2022年
- 探究学習「ミドリムシの光合成活性測定」 2022年
- 探究学習「木材腐朽菌のセルラーゼ抽出とバイオマス分解実験」 2022年
- 生物学実習「心臓拍動調整の実験」2021年
- 探究学習「カビを利用した電池実験」 2021年
- 探究学習「光触媒による花粉分解実験」 2021年
- 探究学習「ムシトリスミレのトライコーム形成過程の観察」 2021年
- 探究学習「乳酸菌と酵母菌の共培養実験」 2021年
- 探究学習「竹のセルロース分解とアルコール発酵実験」 2021年
- 探究学習「緑茶による特定悪臭物質の消臭試験」 2021年
- 探究学習「セイロンベンケイソウの不定芽形成実験」 2021年
- 探究学習「ミミズ分泌液の抗菌効果測定」 2020年
- 探究学習「ミカンとお茶の抗菌物質による相乗作用試験」 2020年
- 探究学習「微生物燃料電池における発電量の測定」 2020年
- 探究学習「ショウジョウバエの睡眠測定」 2020年
- 探究学習「ショウジョウバエによる嗅覚選好性試験」 2020年
- 探究学習「ハダニ被食植物による植物間コミュニケーション実験」 2020年
- 探究学習「カエル体表成分の抗菌活性測定」 2019年
- 探究学習「土壌微生物による生分解プラスチックの分解実験」 2019年
- 探究学習「ミミズ由来酵素によるバイオマス分解実験」 2019年
- 環境学習「嗅覚迷路ゲーム」2018年
- 探究学習「ワサビ揮発性成分の抗菌活性試験」 2018年
- 探究学習「ハチミツの抗菌成分探索実験」 2018年
- 機器分析実習「ガスクロマトグラフ/質量分析法による匂いの捕集分析と研究利用法、操作マニュアル」2017年
- 生物学実習「探究学習課題の設定」2017年
- 生物学実習「土壌動物の採集と観察」2017年
- 生物学実習「植物葉の可塑性」2017年
- 生物学実習「認知バイアスの実験」2017年
- 生物学実習「食作用の観察」2017年
- 生物学実習「血球の観察」2017年
- 生物学実習「酵素反応の実験」2017年
- 生物学実習「ソラマメを用いた細胞周期の観察」2017年
- 生物学実習「細胞の観察」2017年
- 機器分析実習「統計解析ソフトRによる機器分析データの多変量解析と研究利用法、操作マニュアル」2016年
- 機器分析実習「高速液体クロマトグラフ/タンデム質量分析法の測定理論と研究利用法、操作マニュアル」2013年
- 機器分析実習「ガスクロマトグラフ/質量分析法による精密質量測定の理論と研究利用法、操作マニュアル」2012年
- 機器分析実習「ガスクロマトグラフ/質量分析法の測定理論と研究利用法、操作マニュアル」2011年back to top