研究内容・成果
フレキシブル熱電材料の創製と新機能デバイスへの応用
【研究目的】エナジーハーベスティングのためのウェアラブル発電デバイスや自己発電型生体信号計測用センサの実現を目指す
酸化物ナノ結晶を用いたフレキシブル材料の作製と熱電変換特性の測定
綿布,炭素布,銀布などの布材料上に酸化亜鉛や還元酸化グラフェンなどのナノ結晶を成長し,熱電変換特性と結晶学的特性の関係を調べている.熱水法のプロセス条件(初期溶液濃度,熱処理温度,熱処理時間など)を制御することにより,綿布上に酸化亜鉛ナノ結晶を成長することに成功した(図1).ナノピラーやナノフレークなど,条件を変えることによってナノ結晶の構造を制御することも可能である.
図1:
さらに初期溶液を調製することにより,n型およびp型のフレキシブル材料の実現を試みた.アンチモンや銀を添加することにより,それぞれ負および正のゼーベック係数が得られることを見出した(図2).
図2:
図1:
図2:
【関連論文】
IEICE Trans. Electron., E101-C, in press.
Appl. Surf. Sci., 418 (2017) 352.
J. Alloys Compounds, 695 (2017) 888.
Mater. Lett., 188 (2017) 123.
Carbohydr. Polym., 157 (2017) 1801.
Asian J. Adv. Basic Sci., 4 (2016) 94.
Appl. Surf. Sci., 418 (2017) 352.
J. Alloys Compounds, 695 (2017) 888.
Mater. Lett., 188 (2017) 123.
Carbohydr. Polym., 157 (2017) 1801.
Asian J. Adv. Basic Sci., 4 (2016) 94.