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- 日程 : 2015年8月21日(金) ~ 22日(土)
- 会場 : 北海道大学 国際広報メディア・観光学院 メディア棟1階105室
- 主催者 : 渡辺謙仁 (北海道大学)
- 世話人団体 :「小型衛星の科学教育利用を考える会」実行委員会[委員:松村雅文*(香川大学)、能見公博*(静岡大学)、渡辺謙仁(北海道大学)、有本淳一(京都市立洛陽工業高等学校)、内山秀樹(静岡大学) *協同代表]
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- 概要 :
“Cube-sat”と呼ばれるような(超)小型衛星は、色々な可能性を秘めており、大学や高専等でも開発が可能であるため、近年、多くの注目を浴びている。従来より、比較的大きな衛星で宇宙を観測することにより、大気の影響を受ける地上観測からは判らなかった宇宙像が明らかにされてきた。また、今年の日本地球惑星科学連合では、国際協力による衛星開発と地球観測のセッションが行われた。このように衛星によって大きな科学的成果が得られてきた。今後、小型衛星が今まで以上に活躍することが期待され、衛星の応用範囲は科学的な研究にとどまらず、より広まるだろうと期待される。
本研究会では、小型衛星の一つの可能性として、教育への応用を考えたい。衛星開発は大人のみならず、子ども達にも大きな関心を引き起こす。そこで、大学や高専等では、衛星開発のプロセスを教育として用いることが行われている。一方、小学校・中学校等における理科教育の内容(地球、宇宙など)は、衛星と関係ありそうで、具体的な関連付けは必ずしも容易ではない。更に、公共天文台やアマチュア天文家によって、光学的な衛星の観測などの協力体制が構築されつつあり、社会教育上での効果も期待される。
本研究会では、以上の状況を考え、”小型衛星”と”教育”をキーワードとし、興味あるメンバーが情報や意見の交換等を行って、小型衛星の可能性を考察し、今後の協力体制等を追求したい。