☆SUCCESマンスリー☆ vol.117 2021年6月号

新緑がまぶしい季節となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
静岡といえば、お茶!5月は新茶の季節でもありますよね。
新茶を飲むと1年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあるそうです。
お茶をお供に、今月号のメルマガもぜひ最後までお付き合いください。
それでは元気にメルマガ6月号スタートです!

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☆春季オープンキャンパスが開催されました。

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■編集長からのメッセージ
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気候条件により多少の地域差はありますが、
例年4月中旬から5月末ころにかけて静岡県西部地域では田植えの時期になります。
私の自宅がある静岡県袋井市ではゴールデンウイークあたりがピークです。
実は我が家も小規模ながら稲作をしており、
この時期は私も家族の手伝いとして田植えをします。

田植えといってもご存じのとおり昨今は田植え機で行うため、
ひと昔前と比較すると人間にかかる労力は大幅に軽減されています。
しかし、すべての工程で機械化できているわけではなく、
やはり人間の判断や諸作業が介在する箇所もあります。
たとえば、水田の水位調整です。
我が家では、田植え後の水位を植えたイネの先が
10cmくらい出る箇所で調整します。
この時、水田の表面に土が出ないようにします。
一見すると湖にイネの先がちょこんと出ているような状態です。
この水位状態を作るために農業用水から田へのはけ口を開閉して調整します。
この水位判断とはけ口開閉のタイミングは「我が家では」人間が行っています。
しかし、現在ではこれらをAIで実現できるようです。

農機具メーカーのクボタでは、水田の灌排水を遠隔で自動管理するシステムを
サービス提供しています。このシステムは水田に水位計や水温系を設置し、
これら計測器の値を基に遠隔地から灌排水用のバルブの開閉や、
閾値やタイマー設定などで自動給水を実現します。
稲作では田植え前後の水管理が作業の多くを占めるため、
事業として稲作をされている方には本システムにて
大幅な時間短縮、労働力軽減となります。

一方で懸念もあります。実際に田植えをしていると感じるのですが、
田は同じように見えてもそれぞれで形状が微妙に異なっており、
同じ田でも場所によって水はけの程度が異なっていたりします。
つまり、汎用的なシステムではカバーできない箇所が発生します。
ここで、たとえばその田の形状や水はけ特性、周辺の気候条件などを
データとして学習させることで、その田独自のメンテンナンスが可能な
AIモデルができるのでは、と思います。
個々の田でそれぞれのAIが学習し、田Aのメンテナンスモデル、
田Bのメンテナンスモデルなど、各田に特化したAIモデルです。
さらにヒューマンインザループの概念で人間が判断する要素を
学習パラメータに追加することで、より熟練農業者に近しい
稲作技術AIを実現できそうです。
もちろん、汎用的なシステムは一般的な作業の多くの労力を軽減できるため
非常に有用です。ここにもう一歩踏み込むことで新たな農業革新が期待できます。

昨今では農業だけでなくあらゆる分野でICTが密接に関連しています。
今回実際に農業を体験することで、
ICT技術にて労力軽減や品質向上などを考えるよい機会になりました。

様々な分野に対して情報基盤センターで培った研究や技術で支援できるよう
日々の研鑽に励んで参ります。
(永田副センター長)

■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
直近30日で4件のWWPサイトが新設され、合計349サイト数になりました。
PICK UP! https://wwp.shizuoka.ac.jp/campusmuseum/
今年4月にリニューアルオープンした静岡大学キャンパスミュージアムの
HPです。開館時間やニュースレター、展示品等が掲載されています。

■静大TV新着番組
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名倉編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!

◇◇静岡大学工学部 2021年春季学科紹介
https://sutv.shizuoka.ac.jp/subchannel/169
春季オープンキャンパス学科紹介が登録されています、
工学部のサブチャンネルです。
学部長挨拶や各学科の特徴が詳しくお分かりいただけると思います。

◇◇令和2年4月に入学された皆様へ 静岡大学長 日詰一幸
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/363/2589
昨年度、新型コロナウイルス感染拡大のため入学式を行えずに
大学生活を迎えられた学生さんへ、日詰学長からメッセージです。
後半では、混声合唱団による静岡大学学生歌もお送りいたします。

◇◇静岡大学 工学部 田代 陽介 研究者紹介
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/5/2583
「微生物が形成する微粒子の機能解明と医療応用への展開」を
ご説明いただいています。とても興味深い内容で、
今後の医療に大変期待される研究をなさっていらっしゃいます。
是非ご覧ください。

■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は150台です。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/cloudserver

■イベント実績
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◇◇5月8日 春季オープンキャンパス
https://www.shizuoka.ac.jp/znc/news/detail.html?CN=7166
今年度は、対面式とオンラインをミックスして行われました。

◇◇5月8-9日 春のビッグフェスティバル
https://shizudaisai.jimdofree.com/
春のビッグフェスティバル(通称:春フェス)とは、
毎年静岡キャンパスにて行われます、新入生歓迎行事です。
昨年度と同様、今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止のため
オンラインにて開催されました。

◇◇5月10日 ISMS・SMS新任者研修
永田副センター長が講師を務め、ISMS・SMS新任者研修を行いました。
|||報告|||佐藤パート事務職員
ISMSやSMSを認証取得することでセキュリティや
ITサービスの質について常に意識ができたり、
信頼性の向上に繋がったりするので
静岡大学など大規模な情報やシステムを運用している組織では取得することで
大きなメリットがあると思いました。
静岡大学のISMS・SMS統合マニュアルを把握し、
認証取得している組織に属している自覚を持ちながら
業務に取り組んでいこうと思います。

■イベント予定
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◇◇5月17日 全学一斉地震防災訓練

◇◇5月27日 静岡大学地域創造学環2020年度フィールドワーク報告会
が大学会館ホールにて開催予定です。
http://www.srd.shizuoka.ac.jp/fw_report_2020/

■教員近況
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◇◇山内 秀敏 客員教授
はじめまして。2021年1月に客員教授になりました。
2013年12月から2020年4月まで、6年半、
インドにて医療データベース会社に勤務していました。
2020年5月インドの会社を退職し、それ以降、日本にて
「オンライン教育を利用した、“国際人育成”」と
「ビデオ解析技術(骨格推定技術)を利用した、
“医療向け動作分析”」の2つを研究テーマとして活動しています。
「オンライン教育を利用した、“国際人育成”」については、
現在、インド・ヨーロッパ在住の現地の学生、社会人に
「日本語学習のオンライン授業」を提供しています。
また、彼らの協力を得て、日本の子供たちへの
「英語学習のオンライン授業」の提供も準備中です。
「ビデオ解析技術(骨格推定技術)を利用した、“医療向け動作分析”」に
ついては、医療業界の人々の協力を得て、分析手法の構築を進めています。
これら研究を通して「将来を担う子供たちには、国際的な視野の育成」
また「ビデオ解析技術(骨格推定技術)を利用して高齢化への貢献」を
実現していきたいと考えています。
宜しくお願いします。

◇◇淺野 みさき 教育研究支援員
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回は浜松まつりのお話しです。
始まりは、一説によると今からおよそ450余年前の永禄年間(1558~1569年)に、
当時の浜松を治めていた引間城主の長男誕生を祝って城中高く凧を揚げたことが、
凧揚げの起源であると言われています。
大正8年から静大浜松キャンパスの北側に位置する
和地山公園(旧和地山練兵場)が凧揚げの会場でした。
第二次世界大戦終戦後、昭和23年浜松まつりは凧揚げ会場を中田島に移し、
浜松市連合凧揚会主催で第1回の凧揚げ合戦が、
城下町24か町を中心に50か町余りの参加となり開催されたそうです。
長男が生まれたらその子の成長を願って凧を揚げる初凧
(最近では長女や次男もお祝いするところもあります)、
夜は町内の皆さんが自宅にきてくださり、
お祝いをしてくださるのですが、おもてなしも含めてとにかく楽しいです!
来年は凧揚げと御殿屋台の引き回しもできると良いな!と願っています。

◇◇阿部 祐輔 教育研究支援員
寒かった冬もようやく終わり、過ごしやすい気候となりましたが、
引き続き新型コロナウイルスが猛威をふるっており、
気が休まらない日々が続いていますね。
そんな中、昨年から増えたおうち時間を活用して、将棋を再び始めてみました。
最近ではオンラインでも指せるので気軽に将棋を楽しむことができます。
強くなる為には当然勉強が必要なのですが、最近の反省すべき点は、
勉強したいと思って購入した棋書を読み切る前に
また別の棋書を購入してしまい、
棋書ばかりが増えてしまっている事です。
引き続き昇段目指してコツコツ頑張っていきたいと思います。

■編集後記
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またまたゴルフのお話です。
(前回のお話は2021年1月号をご覧ください)
あれからレッスンに通い続けていまして、
ショートコースへも数回行きました。
打つところはまだ身内にしか見せられないと
思っていましたが、突然友人からのお誘いがあり、
予定より何カ月も早い本コースデビューしてきました。

あまりにも心配でしたので、本コースに行く数週間前に
険しい山の中でのショートコースで練習してきました。
そのお陰で、今回の本コースでは景色に圧倒されずに
進むことができました。

しかし普段の運動不足から、
途中から足を踏ん張る力が無くなり
産まれたての小鹿のようにプルプルし始め、
デビュー戦の結果は散々でした。
そしてクタクタでした。

打つ練習はもちろんですが、体力作りもしなければ
いけないなと思いました。

最後まで楽しくコースを回れるようになるには、
まだまだ道のりが長そうです。
(編集員:名倉)
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また来月号でお会いしましょう!



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