☆SUCCESマンスリー☆vol.167 2025年8月号

暑い日が続いています。曇天の日でも、蒸し暑いです。
水分補給など、体調管理にお気を付けください。
それでは、今月もメルマガをお届けします。
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☆夏季オープンキャンパスが開催されます。
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■編集長からのメッセージ
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ISOの話題です。今年度のISMS・SMSのサーベイランス審査が近づき、
当センターで運用している共通マニュアルや関連文書、
対応事項等の確認を進めています。
その中でAIマネジメントシステム(ISO/IEC 42001、以下AIMS)
を調べる機会がありましたので、今回はAIMSの規格概要や大学機関への
適用などについての雑感です。

AIMSは、2023年12月にISO/IEC42001:2023として発行されました。
最近のAI利用は研究や業務、教育などさまざまなシーンで活用されており、
その効率の高さに非常に多くの恩恵を受けています。
一方で、その判断の偏りや透明性の欠如、プライバシー侵害といった
潜在的なリスクも取り沙汰されることもあります。
このような状況下で、AIMSはAIを組織として責任をもって
管理・運用するための国際的な指針として登場しました。
経済産業省によると
「本規格は、AIシステムを開発、提供または使用する組織を対象とし、
組織がAIシステムを適切に利活用(開発・提供・使用)するために必要な
マネジメントシステムを構築する際に遵守すべき要求事項について、
リスクベースアプローチによって規定したものです。」
https://www.meti.go.jp/press/2023/01/20240115001/20240115001.html
とされており、その構成は我々が取得しているISMSやSMS規格などと
同様のアプローチを採用し、要求事項も同じ構成を取るなど
これら先行規格の 利用者を考慮した規格構成になっています。

大学機関への適用を考えると、すでに多くの大学ではAIは
研究・教育・業務支援などさまざまな場面で利用されているため、
AIの信頼性確保は不可欠な要素となります。
AIMSを導入することで、AIシステムの設計・開発から運用・改善に至るまで、
体系的なガバナンスを実現できる点はメリットと言えます。
さらに、学生や教職員に対するAI倫理教育の
基盤としての役割も期待できます。
AIを「使う側」だけでなく「作る側」の人材も育成する大学にとって、
体系化されたマネジメントシステムは、AIリテラシー教育を
実践する上での指針となります。
一方で、デメリットや課題も存在します。
懸念されるのは研究の自由度への制約です。
厳格なルールやプロセスが、
独創的で挑戦的な研究の足かせになってしまう可能性があります。
「管理」を重視するあまり、革新的な技術の芽を摘んでしまう事態は
避けなければなりません。

現在、AIMSを取得している組織・機関は多くありません。
本学についても取得は未定ですが、上述したように規格取得は別としても
AI利用・開発に関する何かしらの議論や取り決めは検討すべきかと思います。
今年度のISMS・SMSサーベイランス審査を通じて、
今後の方向性を考えてみます。
(永田副センター長)

■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
現在のWWPサイトは合計516件です。(直近30日新設サイト:3件)
☆PICK UP!☆
「静岡大学卓球部」
https://wwp.shizuoka.ac.jp/shizudai-ttc/
静岡大学卓球部は、東海学生リーグへの出場や他大学との交流戦、
合宿・イベントなどの情報が掲載されています。

■静大TV新着番組
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日向編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!

◇◇令和7年 静岡大学地域連携応援プロジェクト成果報告会
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/394/3206
令和6年度の地域連携応援プロジェクトの成果報告です。
4つの団体が発表しています。
研究者や学生の地域貢献活動を知ることができ、とても有意義です。

■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は122台です。

■イベント実績
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◇◇第22回 国立大学法人情報系センター協議会総会 広島大学
6月26日(木)
https://nipc2025.hiroshima-u.ac.jp/
長谷川センター長、情報企画課課長、情報基盤センタースタッフが
現地にて参加しました。

■イベント予定
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◇◇2025年度夏季オープンキャンパス
静岡:7月26日(土)、8月1日(金)、8月4日(月)、8月5日(火)
浜松:8月5日(火)
申込開始は7月11日(金)17時からです。

◇◇令和7年度 情報基盤センター 拡大教授会
日時:7月23日(水)13時30分~17時00分
会場:浜松キャンパス S-Port 大会議室
数年ぶりの開催となります。ご参加くださる皆様にとりまして、
意義深く充実したひとときとなることを願っています。

◇◇ISMS・SMS(ITSMS) マネジメント活動
7月・8月・9月は、ISOマネジメント活動に関する
内部監査、マネジメントレビュー、外部審査の
合計8日に亘る日程が計画されています。

■教員近況
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◇◇山内 秀敏 客員教授
今回は、私の研究テーマの1つ、「AIによるスポーツのフォーム分析」
についての報告です。 2021年に、人工股関節患者の手術後リハビリの
動作分析から始まった研究で、2022年からは、スポーツ分野、特に、私が
小学生から続けている、サッカーに注力して、研究を進めてきたものです。
この研究の1つとして、今年の6月からは、Jリーグクラブの育成チームの
中・高校生の選手の分析を開始する事になりました。
育成チームの分析では、キックのフォームだけではなく、選手の体幹や
バランス感覚の分析も行っていく予定です。これに併せて、
新しい分析手法やアプリも開発していく予定です。どんな、分析手法や
アプリが出来るか、また、どんな、分析結果が出るか、今から、楽しみです。

◇◇淺野 みさき 教育研究支援員
皆様お元気にお過ごしでしょうか。
夏季オープンキャンパスの季節になりました。
今年も高校生がたくさん来場してくださることを願っています。
静岡大学テレビジョンでも取材させていただきますので、
静大の魅力を動画で伝えてまいりたいと存じます。
また、浜松市では夏のイベントがたくさん開催されます。
7月12日、13日「浜松どまんなか盆FES -2025-」は伝統的な盆踊りに
現代的なDJサウンドを融合するそうです。
芸能人もDJをするそうで、浴衣で参加しようと思っています。

◇◇阿部 祐輔 教育研究支援員
毎日毎日、暑い・・・暑いですね。。
昨年のこの時期には裏庭の畑にナスやトマトを植えて食べきれない程に
実っていましたが、今年は暑すぎて植える気力が起きず、草だらけに
なっております…。
さて、自宅での仕事でほぼほぼ外出もしない自分にとっての楽しみは
『食』と言う事で、色々なグルメサイトを眺めてお取り寄せを
よくしています。
今はわらび餅にはまっているので色々とお取り寄せして、
違いを楽しんでいます(^^)。

■編集後記
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今月からISMS・ITSMSの内部監査が始まります。
これから3か月はMSの監査や審査の準備がありいろいろと
大変になってきますが夏の暑さに負けずに
日々の業務を行って行きたいと思います。

来月には初めて一人で博多に旅行に行ってみようと思っているので
そちらも楽しみです。
(編集員:竹石)
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また来月号でお会いしましょう!



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