富田涼都「ローカルな環境問題における気候変動問題の「遠さ」―駿河湾サクラエビ漁業からの検討―」(2020年・『環境社会学研究』所収)

駿河湾サクラエビ漁業の不漁問題を事例に、気候変動問題のもつ「遠さ」について,知識の扱われ方に着目して分析を行った論文です。視認したり知覚しにくい環境問題を、「科学知」だけで扱うと、どうしても「遠い」問題になって、問題解決が放置(あるいは問題が増幅)しかねません。その状況を分析し、環境社会学におけるローカルな現場での蓄積が気候変動のようなグローバルな問題に貢献するための道筋を考察しました。

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