川根本町では、徳山の盆踊や鹿ん舞をはじめとする伝統文化、茶業、山村の暮らし、地域住民の助け合いが受け継がれています。一方で、人口減少や高齢化に加え、外国人住民の増加など、地域社会を取り巻く環境は大きく変化しています。
話林研と漢語使者研究室(漢使研)は、地域住民、自治体、学校、保存会、外国人住民と協働し、聞き書き、フィールドワーク、多言語情報発信を行っています。地域文化の保存だけでなく、新旧住民がともに地域に参加できる関係づくりを目指しています。
主な事業内容
① 徳山の盆踊・鹿ん舞の聞き書き
国指定重要無形民俗文化財「徳山の盆踊・鹿ん舞」を対象として、保存会、踊り手、地域住民への聞き書きを行います。踊りや演目だけでなく、準備、運営、継承、地域の思いを記録します。
② 学生参加型の研究合宿・フィールドワーク
学生が地域に滞在し、盆踊りの練習や本番に参加するとともに、聞き書き、写真・映像記録、地域交流を行います。地域文化を「見る」のではなく、担い手とともに経験する実践型の学びです。
③ 外国人住民の暮らしの聞き書き
川根本町で暮らす外国人住民を対象に、仕事、買物、医療、交通、日本語学習、地域交流などについて聞き取り、暮らしの課題と地域参加の可能性を明らかにします。
④ 多言語生活情報・地域文化の発信
外国人住民への聞き書きを基に、多言語ガイドや地域情報コンテンツを制作します。生活支援情報だけでなく、祭り、食、観光、地域の人々の語りを多言語で発信します。
⑤ 地域への成果還元
報告会、交流会、展示、冊子、ウェブサイトを通して、調査成果を地域へ返します。住民からの意見を次の調査や地域施策へ反映し、継続的な協働関係を築きます。
連携先・関係者
- 川根本町
- 徳山古典芸能保存会
- 三ツ星学園
- 地域住民・外国人住民
- 漢語使者研究室(漢使研)
- 早稲田大学・常葉大学等の参加学生
- 南アルプス学会
目指す成果
- 徳山の盆踊・鹿ん舞の継承過程の記録
- 保存会・住民の聞き書き資料
- 外国人住民の生活課題の可視化
- 多言語ガイド・地域情報コンテンツ
- 学生の地域実践教育
- 住民、外国人住民、学生が協働する地域文化継承モデル
祭りを受け継ぎ、暮らしを聞き、多様な人を地域でつなぐ。