修士論文審査会

2月14日に令和3年度大学院総合科学技術研究科理学専攻化学コースの修士論文審査会がオンラインで開かれ、M2の法月くんと三浦くんが修士論文を発表しました。

全ての国内学会と国際会議がオンラインになり、学会発表や海外経験を積むという点では難しい修士課程の2年間でしたが、それを上回る努力で内容の深い修士論文を完成させ、また立派な発表をしてくれました。卒業研究からの3年間、お疲れさまでした!

論文採択

M1の藤原くんが第一著者、近田が責任著者として投稿した論文”Heavy-ion irradiation effects on electrical properties of yttrium oxide coatings”が、Nuclear Materials and Energy誌にacceptされました!

この研究は、核融合炉ブランケットに設置することが検討されている機能性被覆のより簡便な評価方法の確立を目指し、電気化学的手法を用いて照射損傷を与えた被覆試料の測定を行ったもので、昨年10月のICFRMで発表した内容が論文化されました。

論文採択

M2の三浦くんが第一著者、近田が責任著者として投稿した論文”The synergy of heavy-ion irradiation and lithium-lead corrosion on deuterium permeation behavior of ceramic coating”が、Nuclear Materials and Energy誌にacceptされました!

核融合炉ブランケットで起こる照射、腐食、透過の相乗効果を明らかにするために、酸化ジルコニウム被覆に対して重イオン照射で損傷を与えた後に、液体リチウム鉛に曝露した状態で重水素透過試験を実施したもので、昨年10月のICFRMで発表した内容が論文化されました。

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