日本原子力学会2024年秋の大会で成果発表

9月11日~13日の日程で東北大学川内北キャンパスで開催された日本原子力学会2024年秋の大会で、M1Shaneさん、M1横山くん、M2清水さんが口頭発表を行いました。横山くんと清水さんは学生ポスターセッションでも発表しました。
講演番号と題目は以下のとおりです。

2B10 Wylie(M1)
「Lamination effect of ceramic coatings for fusion reactor applications」

2B12 横山(M1)
「マグネトロンスパッタリング法による酸化マグネシウム被覆の作製と特性評価」

2B13 清水(M2)
「液相法で作製した二酸化ケイ素被覆の構造分析と水素同位体透過挙動」

DSL2024で招待講演

6月24~28日の日程でスペイン・バルセロナで開催された20th International Conference on Diffusion in Solids and Liquids(DSL2024)で、”Layer structure effect of ceramic coatings on hydrogen permeation”というタイトルで近田が招待講演を行いました。この講演は、京セラ株式会社との共同研究の成果をまとめたものです。

バルセロナは2013年のISFNT-11以来11年ぶりでしたが、変わらず彩りと活気のある街でした。また、サグラダ・ファミリアの様子がかなり変わっていたのでとても驚きました。完成間近ですね!

論文採択

M2清水さんが第一著者、近田が責任著者として投稿した論文”Fabrication and characterization of enamel coating as a promising hydrogen and oxygen diffusion barrier”が、Engineering and Design誌にacceptされました!

この研究は、核融合炉や燃料電池など、高温で水素を扱う機器で問題になる鉄鋼材料からの水素の透過漏洩を低減するために、調理器具や伝統工芸にも使われている琺瑯(ホーロー)の材料を用いて機能性被覆を作製する研究に取り組んだもので、清水さんが卒業研究時から取り組み始めた成果を昨年のISFNT-15で発表し、論文にまとめたものです。伝統と革新の融合として長年構想していた研究テーマが論文として出版されることになり、とても感慨深く思います。

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