論文採択

近田が責任著者として投稿した論文”Gamma-ray-induced migration of hydrogen isotopes in zirconium oxide coatings at room temperature”が、International Journal of Hydrogen Energy誌にacceptされました!

この論文は、一昨年度修了生の中澤くんの成果を論文にまとめたもので、重水素を導入したセラミックス被覆に種々の条件でガンマ線を照射すると、軽水素および重水素の移行挙動が変化することを明らかにしました。この結果は、核融合炉で発生するガンマ線によって、材料から水素同位体を除去できる可能性を示しており、核融合炉における燃料サイクルに大きなインパクトを与えると考えられます。今度、正式に出版され次第、プレスリリースを出す予定です。

日本原子力学会2022年秋の大会で成果発表

9月7日~9日の日程で茨城大学日立キャンパスにて開催された日本原子力学会2022年秋の大会で、学術研究員Khiemさん、M1城田くん、M1松浦くん、近田が口頭発表を行いました。久しぶりの対面での学会発表は緊張感がありましたが、一方で、セッション後に自由に議論ができるなど、対面の良さを改めて感じる学会になりました。
講演番号と題目は以下のとおりです。

2H13 松浦(M1)
「機能性セラミックス被覆の水素同位体透過挙動における​固体増殖材による腐食影響」

2H15 Do(学術研究員)
“Characterization of multifunctional ceramic coating on steel pipe fabricated by metal organic decomposition”

2H16 城田(M1)
「機能性セラミックス被覆のリチウム鉛腐食挙動におけるガンマ線照射影響」

2H17 近田
「機能性セラミックス被覆の流動リチウム鉛合金中腐食挙動」


女子中高生夏の学校に参加

8月7日に開催された、女子中高生夏の学校2022『ポスターとキャリア相談「研究者・技術者と話そう」』に、B4清水さんと近田が参加しました!

このイベントは、プラズマ・核融合学会の男女共同参画委員会が中心となり出展し、プラズマや核融合について女子中高生に知ってもらう機会となっており、今年度は近田研究室が担当となりました。ポスターや動画などを研究室メンバー総出で準備し、当日は見に来てくれた生徒さんたちに対して、清水さんが進路や勉強についてアドバイスをしました。今の生徒さんのリアルな声を聞くことができ、貴重な機会になりました。

なお、プラズマ・核融合学会のFacebookページに、当日の様子が掲載されています。また、プラズマ・核融合学会誌にも、後日記事が掲載される予定です。

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