プラズマ・核融合学会年会で成果発表

11月17日~20日の日程でタワーホール船堀で開催されたプラズマ・核融合学会第41回年会で、M1大久保くん、M2清水さん、M1塚本くん、近田が口頭発表を、またM2伊藤くんがポスター発表を行いました。
講演番号と題目は以下のとおりです。

17Ca04 大久保(M1)
「酸化イットリウムと酸化ジルコニウムを用いた機能性被覆の水素同位体透過挙動に及ぼすリチウム鉛腐食影響」

17Ca05 清水(M2)
「二酸化ケイ素を主成分とする水素同位体透過低減被覆の研究開発」

17Ca06 塚本(M1)
「機能性セラミックス被覆の電気伝導性に与えるイオン注入効果」

S4-3 近田
「核融合炉用機能材料の実験研究と理論計算への期待」

19P72 伊藤(M2)
「再成膜による機能性被覆の修復技術の検討」

NuMat 2024で成果発表

10月14~17日の日程で、シンガポールで開催されたNuMat 2024: The Nuclear Materials Conferenceで、M1村松くんが口頭発表、D3Lai Laiさんがポスター発表、近田が招待講演を行いました。
講演番号と題目は以下のとおりです。

3.C.17 村松(M1)
“Gold-ion irradiation effects on electrical properties and deuterium permeation in ceramic coatings”

P2.028 Hnin Lai Lai Wai(D3)
“Synergistic corrosion mechanisms in ceramic-iron joint coatings under lithium-lead exposure and gamma-ray irradiation”

3.I.27 近田
“Simultaneous corrosion and deuterium permeation measurements for zirconium oxide coating under exposure to ceramic breeder pebbles”

初めて参加したNuMat、常夏のシンガポールということで、先月のSOFTと対照的でした。村松くんは、初海外が国際会議かつ口頭発表で、発表の準備も気持ちの準備も大変だったと思いますが、しっかりと発表でき、座長の方もとても褒めていました。Lai Laiさんはすでに場慣れた様子で、むしろ村松くんのサポートに注力してくれてとても助かりました。

NuMatは、他の会議と違うスタイルで、レセプションやディナーはなく、代わりに夕方のポスターセッションでビールやワイン片手に議論できる工夫がされていたりと、来年静岡で開催されるICFRM-22に向けてとても参考になりました。いよいよ残り一年を切りました!

SOFT2024で成果発表

9月23~27日の日程で、アイルランド・ダブリンで開催された33rd Symposium on Fusion Technology(SOFT2024)で、近田がポスター発表を行いました。
講演番号と題目は以下のとおりです。

P4-117 近田
“Gamma-ray irradiation effects on fusion materials: hydrogen isotope retention and corrosion by liquid metals”

第24回から毎回参加しているSOFT、今回で10回目の参加になりました。久しぶりに対面で参加できたこともうれしかったですが、M1の時に初めて参加した国際会議であり、国際会議の良さを教えてくれたSOFTに戻って来れた気がして、とても感慨深かったです。

それはさておき、猛暑だった日本からダブリンに来ると、気温が15℃程度ととても寒く、曇りがちの天気も相まって、アイルランドらしさを感じた一週間でした。一方、会議は熱気に満ちており、スタートアップ企業の発表も多く見られました。この業界がますます盛り上がり、核融合炉の実現に向けて研究を加速できたらと思います。

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