分野紹介

第4期中期計画期間(令和4~9年度)中は、以下の重点研究分野の研究を推進してまいります。

光応用分野

本分野は、時空間及び波長軸での極限観察手段を提供し、科学技術の発展への貢献と、量子画像科学分野における未知の領域への展開の足がかりをつけるという学術研究上の目標を掲げている。
具体的には、ナノテク材料創成のために必要とされる極短時間変化過程の可視化や、医療・生命科学分野で必要とされる超高解像度撮像、セキュリティ・環境分野で必要とされるテラヘルツ、X線透過画像撮像における要素技術の革新、及びその基本となる科学との融合を目指す。

グリーン科学分野

人口減少と急速な少子高齢化に伴う社会構造変化が予想されており、更なる社会の発展と豊かで安定的な未来につなげるためには、新たな科学技術の構築が急務である。
本分野では、新たな環境・エネルギー・バイオ・化学技術を創造する。革新的な有機合成物の創生や基礎科学の解明、及び生命機能の解明と工学や農学、医薬学への応用により、高齢化社会においても安全・安心で、再生可能な資源・エネルギーを基盤とする持続可能な循環型社会の実現を目指す。

カーボンニュートラル科学分野

政府は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言した。
本分野では、省エネルギーやカーボンニュートラルに関わる物理化学理論、新エネルギー開発(材料工学、電池)、エネルギーの高効率利用技術(電子機器、モーター)、各種工業プロセスの高効率化の研究を進めるとともに、社会の在り方を議論するための人文社会科学を含めた分野融合的な研究開発を行う。安定かつ健全なエネルギー供給と効率的な利用により、地球環境の保全と人類の持続的成長を目指す。

情報応用科学分野

情報化社会の到来により爆発的に増大したデジタルデータを活用することで、さまざまな社会課題を解決することが可能になりつつある。
本分野では、情報分析技術の学問的基盤の開発から、教育システム、画像情報、認知・知能情報、農業・森林科学、経営・社会工学への応用とシステムの構築まで、分野融合的な研究開発を行う。産業界との有機的な連携と人文社会科学の知見の活用により、人間や社会と調和した情報通信技術の発達と社会と人類の持続的発展を目指す。