冷房なしでも眠れる夜が増えてきたこのごろですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
19都道府県で緊急事態宣言が延長され、家で過ごすことが
当たり前のようになってきました。
私は、エアコンの掃除や断捨離など億劫になっていたことに
ようやく手を付けました。
皆様もなかなか手を付けられていないことはありませんか?
ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
それでは今月もメルマガスタートです!
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☆静大TVにてWEBオープンキャンパス公開中です!
https://sutv.shizuoka.ac.jp/subchannel/364
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■編集長からのメッセージ
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ここ数年、5G、LPWAなどのネットワーク技術の進展により、社会生活の至るところで
IoTに触れることが多くなりました。農業や漁業などでは遠隔地から業務で扱う機材の
操作や収穫物の品質確認など、建物施設では防犯セキュリティカメラでのAIによる
物体検出や非接触の体温測定、混雑度具合を測る人感センサなど、これらはごく一部
ですが本当に多くなりました。このようなIoTシステムではカメラやセンサなど
システムのエッジ側で組み込みプログラミングによるソフトウェアが活躍しています。
永田は前職で組み込みプログラミングを業務対応していたこともあり、
最近の状況などを少し調べてみました。
やはり人材不足はICT業界全体の課題のようです。IT人材白書によると、
組み込み分野ではアンケート収集企業のうち約65%でエンジニアの人材不足となって
います。ちなみに、Web・モバイルアプリ開発分野の人材不足は約55%と組み込み分野と
比べてやや人材は足りているようです。永田私見ですが、視覚・聴覚的に地味な
組み込み分野よりも華やかなWeb・モバイル分野の人気が高いため従事者が多いのかな、
と思います(繰り返しますが私見です)。オフショア開発も増加しています。
国内の人材が不足すれば海外企業・人材へ頼らざるを得ないのですが、
一方で国内エンジニアの技術進歩の停滞や機密情報の流出が懸念されます。
プログラミング言語は以前からC/C++言語が主流で現在も同様のようです。
実行速度が速いため製品の組み込みソフトウェアに用いられるのですが、ここ数年は
クラウドやWebの流行によりPHPやRubyなどの言語が人気です。
しかし、最近は逆転現象が起こっているようでプログラミング言語の人気ランキングを
発表しているTIOBE Indexでは、2021年4月のランキングでC言語が第1位でした。
IoT社会の拡大により組み込みソフトウェアがより求められていることが分かります。
情報基盤センターの業務では直接組み込みプログラミングやソフトウェアに
触れる機会は少ないですが、システムの設計次第では密接に関わります。
たとえば、電子掲示板へ人感センサを設置すると視聴者人数が把握できます。
表示コンテンツと視聴者数の関係から人気コンテンツの推測など応用できそうです。
現在、次期全学情報基盤の仕様検討をしております。
情報基盤だけでなくそのエッジとなる組み込み機器も全学情報基盤の有用性に
寄与できる部分もあるかと思います。
より多くの学生・教職員みなさまに利便性の高い基盤を目指していきます。
(永田副センター長)
■WWP便り
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https://wwp.shizuoka.ac.jp
直近30日で2件のWWPサイトが新設され、合計358サイト数になりました。
PICK UP! https://wwp.shizuoka.ac.jp/hoken/
静岡大学保健センター
9月30日(木)までの期間、新型コロナウイルス感染症における
静岡大学活動指針:レベル3+で対応しています。
また、季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期です。
感染防止や体調の変化に、ご注意ください。
■静大TV新着番組
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名倉編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!
◇◇情報学部ONLINEOPENCAMPUS2021 ミニ講義 「騙すAI・騙されるAI」
情報学部 情報科学科 大木 哲史 准教授
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/170/2633
近年のAI技術によって引き起こされるかもしれない、人がAIを騙す、
AIが人を騙すといった新しいセキュリティ問題についてのお話です。
身近な問題を大変分かりやすい例題でご説明いただいています。
◇◇静岡大学管弦楽団 第105回 定期演奏会 – 2021.07.25 –
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/142/2655
チャイコフスキー交響曲第6番短調作品74「悲愴」は、チャイコフスキーが
生前最後に書き上げた曲とのことです。
思いが伝わってくるような重厚感のある演奏でした。
◇◇女子学生の進路選択・学生生活について 理学部|静岡大学男女共同参画推進室
https://sutv.shizuoka.ac.jp/video/261/2651
例年、オープンキャンパス開催時に女子在学生による進路相談を実施されており、
今回はオンラインにて開催しています。静岡大学へ進学をお考えの女子学生のみなさん、
是非ご参考になさってください!
他の学部についても、ご紹介しています。
https://sutv.shizuoka.ac.jp/subchannel/261
■クラウド便り
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大学全体のパブリッククラウドサーバ活用台数は149台です。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/cloudserver
■イベント実績
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◇◇ISMS・ITSMS更新審査を行いました。
更新審査結果は9月末発表になります。
ISMSは2003年初認証
ITSMSは2013年初認証
です。次回認証期間中には
20年目と10年目をそれぞれ迎えることになります。
◇◇9月9日 第18回ISMS研究会
https://isms.cii.shizuoka.ac.jp/isms/?page_id=533
長谷川センター長が「ISMS・ITSMS統合マネジメントシステムの
9年間を経て」と題する発表をオンラインにて行いました。
◇◇9月10日 第25回学術情報処理研究集会(NIPC)
https://cacn2021.geidai.ac.jp/day2/
永田副センター長、山﨑客員教授が発表しました。
■イベント予定
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◇◇10月8-9日 第28回日本輸血・細胞治療学会 秋季シンポジウム
https://www.jstmct28.jp/
情報基盤センターは、本学会シンポジウムの共催をさせていただきます。
現地参加とオンライン参加の両方が可能となっています。
■教員近況
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◇◇柴田 昌幸 客員教授
あっという間に気づいたら9月に入りもうすでに1週間が経過しました。
ここ最近は急に気温が下がり、涼しくなったので夏が終わりか?と感じる今日
この頃でございます。
季節の変わり目ですので、お体には十分お気をつけください。
先日は、2年ぶりの情報基盤センター 拡大教授会に、
直接参加したいところでしたが、リモートから参加させていただき、
久しぶりに各分野で活躍されている皆様のお姿を拝見し嬉しく感じました。
大変すばらしい教授会の開催、関係各位様に感謝申し上げます。
私の日常は、出張制限・各種アウトバンド企画の自粛から内向きな業務が中心で
BPRと銘打って手作業の撲滅、ペーパーレス推進、管理作業の軽減
といった事を目標に、低価格で実現できるIT化の推進を行っております。
皆様に公表できるようなアウトプットになりましたら紹介させていただきます。
簡単ではございますが、近況報告となります。
引き続きよろしくお願いいたします。
◇◇滝島 繁則 客員教授
私の勤務先は、オフィスに出勤するという概念を見直し、
仕事の場所を選ばないリモート勤務を基本としています。
300人超が在籍する東京オフィスの出勤者も、
多い日でも20名程度といった状況です。
私自身も在宅勤務がノーマルで、8月の出社は1回のみでした。
DX化が進んで、日常業務はリモート勤務で問題ないものの、
新しいビジネスを創造する、新しいチャレンジを行うといった部分では
役不足で、その実現方法に悩む日々です。
◇◇遊作 真亜佐 客員教授
世界的なパンデミック下で開催された
東京2020オリンピック・パラリンピック。
かつてない状況の中で競技に向き合ってきた
アスリートやアスリートを支える人々の
涙や笑顔がひときわ胸に迫る大会でした。
開催の是非を含め、さまざまな思いはありましたが、
スポーツにおける情報テクノロジーの進化、
未来への希望を随所に感じることもできました。
会場のモニターと自宅をつないで、選手にリアルタイムで
エールを送れるオンライン応援や、競技会場で選手がオンラインで
家族や友人と会話ができる「アスリート・モーメント」といった
取り組みは、こうした世界的なスポーツ大会により多くの人々が
主体的に参加できる可能性を示していたと思います。
また、静岡出身のパラアスリート、杉村英孝選手が
個人金メダルに輝いたボッチャ競技では、コロナ禍でも
「リモート強化合宿」や、オンライン大会などの工夫を
積極的に取り入れることで、リスクを回避しながら実力を高めるだけでなく、
外の世界とのつながりや連携を広げ、ボッチャの競技人口や
ファン&サポーターを増やしたというエピソードも話題になりました。
苦難が続く中で、暮らしや環境をより良い方向に
変えていこうという努力や、そこから生まれるポジティブな変化に
これからも注目していきたいと思います。
■編集後記
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暦の上では秋となり、涼しい日も増えてきました。
この夏、皆様はいかがお過ごしになられたでしょうか。
我が家では、去年は不調だったエアコンの調子が多少は良くなり、
新たに購入した扇風機も好調で、少し過ごしやすくなりました。
季節の変化で体調を崩さないよう、皆様もお気を付けください。
(編集員:鮫島)
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また来月号でお会いしましょう!