自然環境に対する協働における「一時的な同意」の可能性―アザメの瀬自然再生事業を例に(2010年・『環境社会学研究』所収)

佐賀県唐津市アザメの瀬の事例研究から従来の合意形成モデルではない「一時的な合意」によってむしろ多様な主体が協働し、自然環境に順応的に対処することが容易になることを明らかにし、合意形成プロセスについての考察を行った論文です...

順応的管理の課題と「問題」のフレーミング―霞ヶ浦の自然再生事業を事例として(2008年・『科学技術社会論研究』所収)

順応的管理における問題設定のフレーミングに着目して、いくらモニタリングを繰り返しても事業が「的外れ」のまま修正されない問題の原因を明らかにし、問題の設定プロセスを含めた再帰的な社会的検証が必要であることを提案した論文です...