8月3日・4日に県庁の環境部環境局の職員、山崎由晴さん、諸橋良さんと、県内の磐田農業高校、藤枝北高校、田方農業高校、静岡農業高校の学生13名と標高2880mの千枚岳に登りました。帰りには標高2400mの高山帯の駒鳥池で、水の採水やミズゴケの採集を行いました。
駒鳥池
当日は快晴に恵まれ、目前に赤石岳、荒川三山、富士山など周辺の山々がはっきり見えました。登山途中では山崎さんから高山植物の説明が、諸橋さんからは、南アルプスの岩石と地形の説明が、駒鳥池では塚越館長のオストラコーダーの説明と、宮澤からクマムシの説明が有りました。
赤石岳・荒川三山を望む
赤石岳を望む
千枚岳山頂
マツムシソウ
高校生は元気いっぱいで積極的に高山植物や岩石の観察に取り組み、駒鳥池では池の水の採水と、ミズゴケの採集に取り組んでくれました。
駒鳥池のミズゴケ採集
駒鳥池標高2400m
持ち帰った微小生物の標本を観察したところ、クマムシが多数見つけることが出来ました。オストラコーダーも小さな個体が多数見つかりました。
現在この貴重な試料を分析しています。クマムシは休眠しないタイプのクマムシということが分かりました。今後の研究成果が楽しみです。
出発前の椹島での挨拶
キャンパスミュージアムの活動は、静岡大学地域連携プロジェクトの支援も受けて行われています。